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zoom RSS Queen II (ブラッククイーンとホワイトクイーンの啓示)

<<   作成日時 : 2008/02/16 20:04   >>

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デビュー作「戦慄の王女」から約9か月。
恐ろしいほどのクリエイティビティは止まらない。
本国英国では1974年3月、日本では遅れること3か月、1974年6月にリリース。
彼らの初期のイメージを決定づけるMick Rockの作品をフィーチャしたジャケットが衝撃を与えた。

このアルバムを最初に聴いたのも中2の頃だったように思う。
友達経由で、先輩からカセットを借りた。
しかもそのカセットは先輩のお姉さんのものだった。
(バスケ部所属でスタイルがよくきれいな人だった)
しかし困ったことに、そのテープの一部を誤って消してしまった!
(プレイボタンを押すつもりで一緒に録音ボタンも押してしまった)
え、え、えらいこっちゃ!

仲介役の友人に相談をもちかけた。
「そんなんばれたらボコボコにされるで。」
全くその通り。
そこで二人は弱い頭をひねって一計をめぐらせた。

「教室の先輩の机にカセットのケースだけ置いておいて、中身は盗まれたことにしよう。」

そして、実行!
数日後、先輩に会った時に、

A「○○先輩、おられなかったんで机にテープ返しておきましたよ。」
B「おお、ケースはあったけど中身がなくなっててん。」
A「えっほんまですか?すみません。テープだけでも弁償します!」
B「いや、えええわ。安もんのテープやし。レコードからまた録音するだけやから。」
A「すいません。」

全くの杞憂であった。
こんなことなら正直に言った方がよかった。
深く反省。

このレコードはまた別の友人から売ってもらった。
詳細はよく覚えていないが、そのことだけは覚えている。
"Bohemian Rahpsody"のプロモーションビデオのイメージとなっているアートワーク。
「ブラッククイーンとホワイトクイーンの啓示」というサブタイトルもかっこいい!
ジャケットも贅沢に見開きやし、訳詞までついてる。
感動!

最初は"Father to Son"とか"Ogre Battle"、"Seven Seas of Rhye"といったコンパクトな曲が好きだった。
実際、"Ogre Battle"はよくコピーした。
周りのバンドでもやっている人が多かった。
先輩のバンドのボーカリストは、フレディみたいにヒラヒラの衣装も持っていた。

B面の持つ味わいを理解するのはまだ子供すぎた。

昼休みの校内放送で、「狂気」(Pink Floyd)を流す早熟な友人の影響を受けたり、8・8Rock Dayの地区予選を見に行って、大人(たぶん大学生?)のバンドがプレーする"アキレス最後の戦い"(Led Zepplin)を見て(特にギタリストが弾くWネック)衝撃を受けたりしていた頃。

とにかくいろいろなものを吸収したくてウズウズしていた頃だった。

1974年上半期。。。。

・・・大幅なメンバーチェンジを断行し、事実上2人ボーカル体制となったDeep Purple。
2月に、その変化をフルに生かした「Burn(紫の炎)」を発表。
タイトルチューンをはじめとし、この人事異動は大成功だったかに思われたが、吹き込んだ新しい風は確実に亀裂を生んでいったのだ。

・・・奇抜なメイクとド派手なパフォーマンスでジワジワ知名度を上げてきたKISS。
遂にレコードディールを獲得し、2月にファーストアルバム「KISS(地獄の使者)」をリリース。
そういったビジュアルとは裏腹に、すぐれたコンポーザー陣が繰り出すストレートでポップな作品群は、スカスカでペタペタの最悪の音色にもかかわらず、がっちり時代を掴んだのだ。

・・・ロバート・フリップの元をがっちり固めるジョン・ウエットンとビル・ブラフォード。
ある意味最強のラインナップのKing Crimsonが放つ第2弾。
「Starless and Bible Black (暗黒の世界)」を3月にリリース。
実験的&ヘビーな鎧を纏いながらも、ジョンのボーカルが全てを合理的、有機的に結び付ける。
なぜかこのアルバムタイトルであるにもかかわらず、"Starless (and Bible Black)"という曲はボツとなり次のアルバムへ。

・・・1stアルバムのセールスがパッとせず、忍の時代を強いられているAerosmith。
3月に2ndアルバム(日本ではデビューアルバム)「Get Your Wings (飛べ!エアロスミス)」リリース。
まだまだ苦戦は続くのだが、21世紀になっても彼らのレパートリーとしてはずすことのできない"Same Old Song and Dance"や"S.O.S. (TOO BAD)"収録。

・・・ヨーロッパのプログレ事情に衝撃を受けたフィル・イーハートが盟友ケリー・リブグレンとプログレバンドを結成。
ヨーロッパの複雑難解さとアメリカのポップセンスを融合し独自のスタイルを築き上げ、レコードディールを獲得。
3月発売のアルバム「KANSAS」が世界のプログレシーンに一石を投じることになるのだ。

・・・ギタリストの突然の失踪により、前座バンド(Scropions)のギタリストだったマイケル・シェンカーを大抜擢したUFO。
5月に参加第1作となる「Phenomenon(現象)」をリリース。
いきなりシェンカー節全開。
不滅のRockアルバムの1枚と呼んでも過言ではない。
永遠の名曲"Doctor Doctor"や"Rock Bottom"収録。

・・・いかにもUK産。
シニカルでひねくれたポップ路線全開の10cc。
5月にセカンドアルバム「Sheet Music」リリース。
まだまだアングラ色は強いが"The Wall Street Shuffle"のようなヒットも生まれた。

・・・ポール・コゾフのドラッグのためドロドロになって消滅したFreeから心機一転立ち上がったポール・ロジャース。
数多の誘いの手を振り切りBad Companyを結成。
6月にはセルフタイトルのアルバムをリリース。
よもや21世紀版のQueenに自身の身を委ねることになるとはポール自身、知る由もない。

そんな1974年の3月にリリースされた「Queen II」は、誰もの常識のキャパシティを大きく超えてしまっていたのだ。


さて、次回はホワイトサイド1曲目、"Procession"。


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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
”白と黒”
ホンマにかっこよかった!
関西弁も耳に心地よいです。。。(4年前までは堺にいました)

アルバム1枚に‥、み〜んないろんな思い出が詰まってます。。。
KENONE
2008/02/17 05:34
そうですよね、なけなしの小遣いで手に入れた一枚一枚。
それこそ擦り切れるまで聴きました。
それぞれに詰まった思い出や思い入れは半端じゃなかったですよね。

ブログを見せていただいたら、もともと関西の方かなと思ってたんですが。
なんとなくノリが関西人ぽいですよ。
lifeisreal
2008/02/17 07:11
lifeisrealさん、こんにちは!

私の中学の時は洋楽知っている子はほとんどいなく3人の友達であなたはキッス担当、クイーン担当、エアロスミス担当と役割が決まってました、それぞれレコード店に行きレコードを買って友達の家で聴くそんな事を土曜日の午後やってました。

BCRは日ごろ洋楽なんか聴かない女子が私がアルバム持っているのを知り、貸してくれと次々たらいまわしにあい、最後は紛失でした。
流れ星
2008/02/17 13:45
星空さん、ありがとうございます。

そうそう、担当がありました。
エアロはもうひとつ人気がなかったかなあ。
他には10CC担当とかBow Wow担当とか。
そこにScorpionsやJudasやからんできて大変!
その上、Eaglesが"Hotel California"を出したり、Van HalenやSouthern All Starsがデビューしたり・・・。
本当に充実した時代でした。
lifeisreal
2008/02/17 15:31

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