My Fairy Kingdom

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zoom RSS Some Day One Day

<<   作成日時 : 2008/02/23 00:24   >>

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タイトルは、「いつか、そのうち」。
記念すべき、ブライアン初リードボーカル。
声はダブルトラッキングで揺れがあり初々しい印象。
フレディとは対照的にくすんだやわらかい声。
たぶん、ライブでプレイされたことはないんやろなあ。

1〜3曲目まで複雑でトリッキーな密度の濃い世界が続いたため、この曲の役割は言わばお口直し的なシンプルさ。
アコースティックギターメインの構成ではあるが、16ビートのストロークで浮遊感たっぷり。
その浮遊感が醸し出す雰囲気がここまでのアルバムの空気感をうまく引き継いでいる。
メインのギターはカポ7フレットのD?
ストレートに録った音と、フランジャーorきつめのコーラスでうねらせたギターを重ねてよりシャリシャリ感を際立たせている。
時折はさまれるドラムやベースのフレーズからも、いい意味でのラフさが伝わってくる。

0'17''から入ってくるギターのメロディもAのコードに対して長3度上のド#から。
そのおかげで、まるく穏やかな空気を生み出している。
ベースも3弦開放のAを鳴らしっぱなしで2弦17/18/19フレット、2弦14/16/17フレットあたりの高音を加えてアクセント。
(もしかして別録り?あまりはっきり聴こえないので、ちょっと?)
ドラムのパターンもかなり苦労の跡が?
ひたすらストイックに音数を減らして空間にゆとりを持たせるのが基本。
4小節目の頭にバスドラがないのは意図的?ミス?
しかし、パターンの締めくくりの小節(例えばイントロのラストの小節 0'31'')では3連を多用して躍動感を。
この小技がピリリと効いて、曲にメリハリをつけている。
図参照↓
画像


あいかわらずブライアンらしい曖昧な詩の世界。
男子と女子の物語。
ひょっとして、前曲の"I"(私)とWhite Queenの若い頃の物語?
たしかにそう思わせるフシもある。

2コーラス目
Funny how the pages turn
  and hold us in between
(ページはめくられ僕たちはその間にとらわれている
  それはなんて滑稽なことなんだ)
A misty castle waits for you
  and you shall be a queen
(霧に霞むお城が君を待っている
  君を女王様にしてあげよう)

自分たちの人生を、自分たちの意のままにできぬことを象徴しているのか?
最後の一節を"You shall be a queen"とハーモニーが追いかけることで、アルバム全体の統一感はさらに強固なものとなってゆく。

3コーラス目
When I was you and you were me
  and we were very young
(僕は君で君は僕だった
  二人ともとても幼い頃のこと)
Together took us nearly there
  The rest may not be sung
(僕たちを一緒にそのそばへと連れて行ってくれた
  その続きを歌うことはないだろう)


僕が君で君は僕?
何がどうなっているのかよく分からない?
本当の意図は?
3行目では、いったい誰(何)?が連れて行ってくれたのかもわからない。
「そのそば」とは霧に霞むお城のこと?
4行目は1コーラス目に出てきた"my song"のことか?
謎多し。

構成面では、いわゆるフックの部分のアレンジが単純なれど絶妙。
コードのベース音の移動に沿ってギターオーケストレーションまでが一体となり音の壁を作る。
ベースがどっしりと、オーケストレーションはえげつなく。
この浮遊感と音の壁のコントラストがたまらなく心地よい。
しかも1コーラス目(0'50''〜)はギターののみのオーケストレーション。
2コーラス目(1'30''〜)はラストの部分(1'39''〜)でライトチャンネルから声によるハーモニーもかぶさってくる。
そして3コーラス目。(2'42〜)
ギターオーケストレーションの音数も増え、その上、最初からライトチャンネルでは声のハーモニーが登場し、最後に"Some Day One Day"のフレーズを華麗に彩る。
そして、レフトチャンネルからの逆回転オーケストレーションに導かれ・・・
"We'll come home"
(一緒に故郷に帰ろう)

若い二人がまだ見ぬ広い世界へと、これから飛び出そうとする物語?
それとも、もう手の届かぬ人となってしまった昔の恋人への断ち切れぬ思いと若い頃へのノスタルジー?

ブライアンのアコースティックギターの曲には、比較的"Home"とか"故郷"をテーマにした曲が多いことはおいおい明らかとなってゆくのであった。

"Home"とか"故郷"というキーワードで思い浮かぶ曲と言えば、まずは、Phil Collinsの"Take Me Home"。
「NO Jacket Required」収録。
"Drummer"Philのパーカッシブなプレイが印象的。
この人の切迫感のある乾いたハスキーな声に胸が締め付けられる。
ドラマーとしてもシンガーとしても、そしてそれ以外の部分でも本当にすごい人だ!
(記事下:YouTube映像参照)

そしてもう一つ、アイルランドを代表するU2。
"トゥウナ〜イ"の声に心が震える"A Sort of Homecoming"。
「The Unforgetable Fire (焔)」収録。
政治色の強かった初期から内省的に移行しつつある時期の名作。
ブライアン・イーノとのコラボレーションにより、キラキラのEdgeサウンドが徐々に形をなし、次作においてついにディレイカッティング(アルペジオ?)が開花する。

さて、次回はホワイトサイドの締めくくり。
ロックンロール馬鹿、再び登場。
ホワイトサイド5曲目"The Loser in the End"。

Take Me Home Phil Collins


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんなに”U”を聴き込むのは何年ぶりやろう。

今度BGMを”Nevermore”にします。ちょっと短いけど名曲やしね。(゜▽゜)
オッチャン
2008/02/23 02:58
本当に聴けばきくほど、奇跡のようなアルバムだと思います。
もうじきオッチャンの大好きなブラックサイドに突入しますからね。
しばしのご辛抱を。
lifeisreal
2008/02/23 11:07

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