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zoom RSS The Loser in the End

<<   作成日時 : 2008/02/24 13:00   >>

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ロケンロー野郎(馬鹿?)ロジャー炸裂。
ブライアンの作品群もフレディの作品群も一つの流れを作っているために、間に割り込むことができずこの位置(A面5曲目)に落ち着ついたのか?
その反省を活かしてか、次のアルバムではロジャーの曲も流れの一部に溶け込むことになるのだが、まだまだ先の話。

日本語にすれば、「結局負け犬」。
お城も女王もドラゴンも登場しない。
あくまでも彼はリアルだ。
どこにでもある、母親と息子の物語。

変な譜割のドラムパターン(相変わらず?)から曲は動き出す。
[4分の6]×2小節+[4分の4]×1小節の計20拍。
しかも、各小節の1拍目(小節の先頭)の音にだけディレイをかけてリピートさせているため、変てこなパターンと相まってすごく分かりにくフレーズとなっている上に、なんとマリンバまで鳴っている。
ドラムにディレイと言えば、The Policeや初期のJoe Jacksonのようなレゲエのリズムを取り入れたパンク・ポップが思い浮かぶが、彼らが世に出てるのももっと後のことである。

歌が登場するとAm一発でぐいぐい引っぱってゆく。
レフトチャンネルからはアコースティックギター。
ひょっとして、ジョン?
ジャケットには、"bass guitar"に続き"accoustic guitar"もクレジットされている。

ライトチャンネルから流れてくるギターのフェイズアウトした音色はこの後のブライアンのトレードマークとなってゆく。
それに対して、各コーラスの後半、コードがDに変わるあたり(1コーラス目は0'33''〜)から聞こえてくるレフトチャンネルのギターはトレモロor回転数をかなりあげたレズリースピーカーのようなコロコロ感。
その音色の変化に合わせて歌の内容も変化する。

1,2コーラス目は、母親を"She"、息子を"you"で表現し、ある特定の母子(彼自身の経験?)をイメージさせる歌詞となっている。
前半はその"She"(母親)の描写、そしてラストの2行はその母親の元を去った"you"(息子)に呼びかける。
Misuse her and you'll lose her as a friend
(母親を苦しめたりすると、友達でいてくれる彼女を失くすことになるよ)
She's Ma on whom you can always depend
(彼女は、君がいつだって頼ることのできる母親なんだから)

なぜ母親が"friend"?
もちろん「友達のようなフランクな存在であるべきだ」という意図もあるのだろうが、それよりもむしろ、次の行の"depend"と韻を踏むためだろう。

また2コーラス目の"Good-bye, Ma"(1'08'')の言葉の後にはドラムでドアをバタン!と占めるような効果音が。

ギターソロが終わると、この曲の中で唯一違うパターンへと展開してゆく。
(2'05''〜)
ここからは、母親(mothers)を"you"、息子を"they"と変えることによって、母親に語りかけてゆく内容へとかわってゆく。
So listen mothers everywehere
to just one mother's son
You'll get forgotten in the end
if you don't let them have their fun
(だから、世界中の母親たちよ
あなたたちの息子ひとりひとりに耳を傾けて
最後には忘れさられてしまうよ
もし彼らの楽しみを奪ってしまおうとするならね)

そして、最後は母親に向けてのエールともとれる言葉で締めくくられる。
You're Ma on whom they can always depend
(あなたは、彼らがいつも頼りにしている母親なんだよ!)

代名詞が"She → You"、"you → they"に変わるだけで、こんなにも言葉の持つ温度が変わってしまう、という言葉のマジック。
しかも、前置詞(on)+関係代名詞(whom)の入試必須アイテムも盛り込んである。
さすがだぜ、ロジャー。

エンディングでは、ブライアン、ロジャー、ジョンの3人が入り乱れてのインプロビゼイション。
特に、3'15''あたりからのロジャーと控え目なジョンの楽器でのやり取りが微笑ましい。
まるで二人が向き合って、アイコンタクトをとりながらプレイしているかのようにも錯覚させる。
そしてフェイドアウト・・・・。

ホワイトサイド終了。
針がカチッと音を立ててアームレストへと戻る。
レコード盤をひっくり返す。
約20分。
アミューズメントパークのような、めくるめく世紀の一大法螺話。

一度虜にされたらもう逃れることはできない。
そう、次回はブラックサイド1曲目、"Ogre Battle"。

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I'm in Love With My Car
あえて日本語にする必要もないが、訳すと「俺は愛車にぞっこん。」 ロケンロー野郎のロジャー作。 "Dedicated to Johnathan Harris, boy racer to the end"(一生ボーイレーサーのジョナサン・ハリスに捧ぐ)とクレジットされているが、Johnathan Harrisとは当時のQueenのローディ。 彼が愛車トライアンフを愛でる姿に触発されてこの曲を書いたそうな。 ...続きを見る
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2008/06/01 16:39

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
どちらかとゆうと、ブライアン・メイとロジャー・テイラーの曲を好むオッチャンです。。。
ただ、ブラックサイドだけは大好きです。
ロケンロジャーの曲は全て好きですね。何ちゅうても声がロケンロジャーやもん!

しかし‥、ラストの文章はなかなか名文句ですねぇー!
ワクワクしてきました\^o^/

ひょっとして日曜日中にブラックがアップされたり‥(゜▽゜)
オッチャン^^
2008/02/24 16:51
オッチャン・・・ご期待に添えず残念ですが、これからブラックサイドに取り掛かります。
あまりにも強い敵を目の前にして呆然とたたずんでいるところです。
lifeisreal
2008/02/24 17:52
もしモシ?誰でんの?その強い敵って?

頂いてたコメントのお返事、書ききらんからここまで押しかけてまいましたぁ〜\^o^/
呆れてはる?

今、堺はごっついらしいですね!ウチの本社は堺なんですが、新日鉄堺の跡地にシャープがすんごい液晶工場を新築してるとか‥。ウチも協力会社のひとつなんです。。。

ゴメンなさいね。お休みの夕食時にドヤドヤと乱入してしまいましたm(__)m

ほな、GOD SAVE THE QUEEN (^^)ちゅうことでカンニンねっ( ̄▽ ̄;)
オッチャン(^O^)/
2008/02/24 18:43
「強い敵」ってもちろん、このアルバムのブラックサイドのことですよ。
えらいことを始めてしまったな、と後悔しています。
が、がんばりますね。

そう、亀山工場に続いて堺へということで盛り上がっているようですね。
こちらは兵庫県なのですが、当初、姫路も候補に上がっており、誘致に必死になっていたようですが、残念です。
lifeisreal
2008/02/24 18:53
感激!

やっぱりブラックサイドって、なかなかの代物なんですね(゜▽゜)

なんか、うれしい1週間が始まりますね\^o^/
人事のよーなコメでゴメンなさい。

けど、期待はどんどん。。。
KENONE
2008/02/24 20:26
楽しみながらがんばります!
lifeisreal
2008/02/24 21:31

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