My Fairy Kingdom

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zoom RSS Great King Rat

<<   作成日時 : 2008/02/05 00:17   >>

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さあ、3曲目にしてフレディ作品の登場。
日本語にすると「偉大なる王ラット」。
"Rat"とはもちろん"どぶねずみ"のこと。
それだけでそこに込められた意図がうかがえる。

デビュー前に製作されたデモ音源、"De Lane Lea Studio"バージョンの中の1曲。
70年頃(ジョン加入以前)から74年頃までの重要なライブナンバーであった。
またメドレーの一部であるショートバージョンとはいえ、84年の"ワークス・ツアー"ではセットリストに復活し、古くからのファンを狂喜させた。

次作「Queen II」にも繋がってゆく中世をイメージさせる世界観。
Queenには珍しく、エキゾチックなギターオリエンテッド正統派様式美ハードロック。
それがフレディによって書かれたというのが不思議である。
しかも、彼がギターを使って書いたという記録もある。
"愛という名の欲望"でのフレディのギタープレイからは考えにくいのだが、実際にコードを拾ってみると初心者でも鳴らすことのできる易しいコードの組み合わせで作られていることが分かる。
しかし、要は"どう組み合わせるか"なのだ。
簡単なコードでも、組み合わせ次第で独特の世界を構築することができるのだ。

ブライアンの心地よいフィードバックからスタート。
(下図参照↓)
画像
まるでジミが憑依したかのようなワイルドでソリッドなギタープレイ。
便宜上譜割はしてあるが、実際はフリーテンポで。
メインはライトチャンネル。
冒頭部(緑枠部)のみ、ごくわずかにタイミングをずらせてレフトチャンネルにもダビングされている。
力強いアームダウン(赤枠部)と共にフリータイム終了。
妙なタイム感のロジャーのフィルを合図にインテンポ。(下図参照↓ 0'23''〜)
リズム隊が合流するのだ。
画像
他のパーカッションとの兼ね合いか、ドラムはライト寄りに定位されている。
が、冒頭のフィルイン(赤枠部)のみがレフトにもダビングされており、両側から聴こえてくる。
先ほどのアームダウンのリリースとともに気持ちよくフィードバックがかかり、フレディの登場となる。
Am
Great King Rat died today
(偉大なる王ラットが今日亡くなった)
G
Born on the twenty first of May
(5月21日生まれであったが)
Em                    Am
Died syphilis forty four on his birthday
(44回目の誕生日に梅毒で逝ったのだ)
Am
Every second word he swore
(二言目には罵りの言葉)
G
Yes he was the son of a whore
(そう、ヤツこそがろくでなし)
Em            Am
Always wanted by the law
(いつだってお尋ね者だった)
バッキングは基本的にアコースティックギターがレフト、エレクトリックがライトに振り分けられている。
アコースティックはきっちりとストローク、それに対してエレクトリックはコードから単音中心のラフなバッキング。
ロジャーは馬のギャロップを思わせるタッタカスネアで疾走感を演出する。
バスドラやベースが聴き取りにくいのが非常に残念である。
C
Wouldn't you like to know?
(知りたいんだろ)
Em              C
Wouldn't you like to know people?
(さあみんな、知りたいんだろ)
D
Great King Rat was a dirty old man
(偉大なるラット王はいやらしいヤツさ)
And a dirty old man was he
(そう、本当に手がつけられないほど)

   C      G
Now what did I tell you
(ほら、言った通りだろう)
Am         D
Would you like to see?
(知りたいだろ)
ここに至って始めてドラムが8ビートを刻む。
(この曲中ドラムが8ビートを刻むのはなぜか"C"で始まるパートのみ)
そのため、突っ込み感覚のバース部に対して、サビではビートの重心が後ろに移る。
メジャーコードの白玉(全音符)ギターとも相まって穏やかで大らかなムードでスタートするのだが、反則すれすれの技が繰り出される。
一つ目はジョン。
上記"Em"の部分でなんと"G"のオクターブ上(2弦5フレット)を鳴らしている。
ハーモニー?
確かに響きはマイルドになっているが・・・・謎である。
二つ目は"D"コード(緑マーカー部)。
かなりテンションがかかって一気に緊張感が高まるのだ。
(下図参照↓ 0'45''〜)
画像
ボーカルもギター16分音符中心の跳ねたリズム展開であるが、そこに2種類のカウベル(高音・低音)も加わりアクセントを加える。
ドラム本体とのぶつかりを避けるためか、カウベルはレフト寄りに定位されている。
また、このカウベルは"D"コードのパートの1拍前(赤枠部)から鳴り始めサビの最後まで鳴り続ける。
そして、このサビを締めくくるコードは"D"。
なんとも落ち着きの悪い、浮遊感たっぷりのままリスナーはさらに深い"ラット王"ワールドを彷徨うのだ。

2コーラス目に入るとレフトチャンネルから軽快にタンバリンがリズムを刻む。
そしてさらに大きな変化が訪れる。
フレディのボーカルが2トラックを使いよりシアトリカルに構成になってゆくのだ。
Now hear
(さあ、聞いてくれ)
Where will I be tomorrow?
(明日はどこにいるのだろう)
Will I beg will I borrow?
(物乞いをしているか、盗人をしているか)
I don't care [I don't care] anyway
(いずれにせよ関係ないよ)
Come on come on the time is right
(さあさあ、機は熟した)
This man is evil and that is right
(この男の邪な思いには疑いの余地なし)
I told you [ah yes I told you]
(お前に言っただろ[そうだ確かに言ったよ])
And that's no lie [oh no no]
(嘘ではないんだ[もちろんそうだとも])

上記の[  ]部はサブボーカルによる掛け合い、そして下線部はサブボーカルとのユニゾンまたはハーモニーとなっている。
そしてそれ以上に大きなインパクトを与えるのは、レフトチャンネルに定位されたブライアンのワウギターだ。
ワウ(通常はペダルワウ)とはご存知の通り、足で踏むことでトーンコントロールを大きく変化させ、文字通り"ワウワウ"という効果をもたらせる。
ペダルが上がった状態がトーンゼロ(こもった抜けの悪い音、最も抵抗がかかっている状態)、完全に踏み込むとトーン10(トレブリーで抜けの良い音、抵抗がほとんどかかっていない状態)の全開である。
そのペダルを上げたり踏み込んだりすることで急激にトーンが変化し"ワウワウ"という効果が得られるのだ。
そのワウワウを大胆にフィーチャしたギターが中間部のキメから登場する。
(下図「A」参照↓ 1'09''〜)
画像
タブ譜の下の記号"u"は"ワウペダルアップ"、"d"は"ワウペダルダウン(踏み込む)"。
比較的長めの音(最初の3音)の場合はピッキングしてから踏み込む感覚で。
記号を結ぶピンクのラインはペダルの動き。(あくまでも"このような雰囲気"で)
後半のように音が詰まり、ワウのアップダウンストロークが早くなると、アップが甘くなる(上がりきらない)傾向が強くなるのは、ワウ愛用者にはご存知の通りである。

Wouldn't you like to know?
Wouldn't you like to know?
Wouldn't you like to know?
Great King Rat was a dirty old man
And a dirty old man was he
Now what did I tell you?
Would you like to see?
この曲には4度サビが登場するが、それぞれ少しずつ変化がつけられている。
ここでは、緑マーカー部が他のサビとは異なる。
フレディのボーカルは、2番目のバース同様ユニゾンのダブルトラックが中心となっている。(下線部)
また、ここでもレフトチャンネルのバッキングではワウギターが炸裂している。(上図「B」参照↑ 1'19''〜)
白玉(全音符)バッキングでは比較的ポピュラーな技ではあるが、ワウを踏み込むことでのトーンの変化が強烈なアクセントをもたらしている。
ここでのポイントは、ピッキングしてからゆっくりと踏み込み、次のコードチェンジまでそのままホールドするのみ。
そう、シングルストロークがミソなのだ。
Show me!
(さあ、やってくれ!)
フレディの一喝でソロがスタート。
一番の見せ場と言っても過言ではない。
なんと44秒。
まるで正義VS悪をイメージしたかのようなライトチャンネルとレフトチャンネルの対決である。
(下図参照↓ 1'34''〜)
画像
まずは前半。
上段がライトチャンネル(ストレート)、下段がレフトチャンネル(ワウ)である。
大胆なミキシングで、ライトとレフトが2小節ごとにメインの座を奪いあってゆく。
70年代だからこそ許された強引なボリュームの抜き差し。
これぞ"Queen"なのだ。
ライトチャンネルは、程良くオーバードライブしたフロントピックアップ+ストレートな音色で建設的なテーマメロを中心に。
そう、まさに"正義"のイメージ。
一方、レフトは、強烈に歪んだリアピックアップ+ワウで破壊的に。
そう、こちらは"悪"のイメージで。
上図締めくくりとなる7〜8小節目ではオクターブ違いのポジションでお互い好き勝手に弾きまくり、両者引き(弾き?)分けといったところだろうか。
ここでもワウギター譜の下に"ワウ"譜をつけてみたが、あまり信用できるとは言い難い。

引き続きソロは中間部へ。(下図参照↓ 1'49''〜)
画像
サビのコード進行をバックに展開されるこの中間部。
この部分では、完全にストレートギター(ライトチャンネル)がメイン。
対決モードはしばしお預けでワウギターはバッキングに徹している。
そのレフトチャンネルの動きとしては、白玉(全音符)にシングルストロークのワウ踏み込み程度なので割愛し、スコアはライトチャンネルのみ。
赤線部の前後のフレーズの不自然な音の途切れ具合や微妙な音量の違いから、この位置でパンチインして録り直した可能性も・・・。
基本的に"C"メジャースケールでのフレーズ構成であるが、"D"コードに展開してゆく部分(緑枠部)はDの分散和音で切り込んで"D"メジャー感を印象付けたあと"D"ブルーススケールへ。
憂いを帯びた空気を演出している。
その後、一旦"C"メジャーに戻したあとこのパートを締めくくるコードは"D"。
D音(レ)から半音ずつチョークアップし最終音は長3度上のF#(ファ#)。
メインとなるキー"C"からスケールアウトし、不安感をかきたてて後半へとつながるのだ。
(下図参照↓ 2'02''〜)
画像
後半部は完全にワウギター(レフトチャンネル)の巻き返し。
正義は完全にねじ伏せられてしまうのだ。
ワウとの連動の関係もあるのか、フレーズは全体的にかなりタメ気味でプレイされている。
そう、それがまた突っ込み気味の"正義"ギター(レフトチャンネル)と対照的な味わいなのだ。
悪者は決して時間を守ったりしないのが世の習いなのだ。
ここでも"ワウ譜"をつけてみたが手間がかかった割に正確とは言い難いので悪しからず。
ただ、青枠部の"ロングトーン+ワウワウビブラート風味"はコピーの際にははずせない。
長いソロも締めくくり。
スッキリとは言い難いが、じたばたと音を詰め込みフレディのボーカルにバトンタッチ!
Wouldn't you like to know?
Wouldn't you like to know people [people]?
Great King Rat was a dirty old man
And a dirty old man was he
Now what did I tell you
Would you like to see?

3度目のサビも基本はダブルトラック(下線部)。
ここでも"people"の部分を掛け合いとすることで他のサビとの差別化をはかっている。

さあ、いよいよ曲は大きなターニングポイントへ。
ロジャーのドラムをきっかけにミドルテンポの中間部へ。
(下図参照↓ 2'29''〜)
画像
「戦慄〜」当時のロジャーのセットは、1タム+2フロアタムの可能性が大。
ただ前述したようにこの曲のドラムは全体的にライトチャンネル寄りに定位されている。
そのため、タムのみならず高音フロアタムまでがほぼライトチャンネルへの定位となっている。
その上、どのタムとも低音が出過ぎていてヘッドの音程が掴みにくく、非常に識別しにくくなっている。
D         C B A
Now listen all you people
(さあ、皆の衆聞くがよい)
D                  C B A       
Put out the good and keep the bad
(善を駆逐し悪を守る)
D              C B  A   G F# E 
Don't believe all you read in the Bible
(聖書で読んだことなど信じてはいけない)
A          G F# E
You sinners get in line
(汝ら罪びとは列をなし)
A            G F# E
Saints you leave far behind
(聖者たちの元を離れて随分になる)
A             G F# A D
Very soon you're gonna be his disciple
(すぐに汝も彼のしもべとなるであろう)

Don't listen to what mama says
(母親の言葉に耳を傾けてはいけない)
Not a word not a word mama says
(母親の言葉には一言たりともだ)
Or else you'll find yourself being the rival
(さもなければ汝自身が敵となってしまうだろう)
The great Lord before he died
(生前は偉大なる君主として)
Knelt sinners by his side
(罪人を傍らにひざまずかせ)
And said you're going to realise tomorrow
(「明日になれば汝らも悟るであろう」と語ったのだ)
サビ〜ソロ〜サビの間、レフトチャンネルのアコギはかなり抑え目であったが、ここから再びボリュームアップ。
ただ、ストロークのタイミングがなんとも・・・。(下図参照↓)
画像
1小節あたり3ストローク。
1.5拍/1.5拍/1拍。
なんとも微妙な隙間を縫ったストローク。
上図前半が"D"のパート、赤線後の後半が"A"のパートである。
このアコギに導かれていよいよクライマックスへ。(下図参照↓ 3'41''〜)
画像
上図前半部のアルペジオはゆったりとフリーテンポで。
譜面上では表わせていないが、もちろん"let ring"で。
特に冒頭の6弦開放は3小節間鳴りっぱなしなのだ。
赤枠部からは一気にスピードを上げてインテンポ。
アルペジオの余韻を切り裂くように、カッティングが炸裂するのだ。
このアコギパートも基本的にはレフトチャンネルに定位されているが、赤枠部のみライトチャンネルにもアコギがダビングされている。
緑枠部はボディーを叩く音。
ライトチャンネルのギターのみから聴くことができる。
No I'm not gonna tell you
(いいや、今更持ち出したりしない)
What you already know
(汝がすでに知っていることなど)
Because time and time again
(なぜなら何度も何度も)
The old man said it all a long time ago
(遥か昔からラット王が言い続けたこと)
Come come on the time is right
(さあ、いよいよ時がきた)
This evil man will fight
(この邪悪な男が立ち上がる)
I told you once before
(かつて私が告げた通りだ)
こーど進行はバース部と同じであるが、ボーカルやバッキングのギターで大きく変化をつけている。
上記下線部でボーカルはダブルトラックとなるが、赤マーカー部よりサブボーカルは下のハーモニーに回り、さらにライトチャンネルからは4度上を基本としたハーモニーが登場。
その3声のハーモニーに導かれてスピード感いっぱいのユニゾンリフへ!
(下図参照[ユニゾンリフ]↓ 4'11''〜)
画像
赤枠部が1拍(4分音符1つ)分の長さであるのがミソ。
実際にプレイしてみると、これがなかなか辛抱できずに符点8分で突っ込みそうになるのは自分だけだろうか?
なかなかの曲者である。
それを無事に乗り切れば、さあ、畳みかけるようにソロAへ!
画像
こちらのソロはレフトチャンネル単独で。
にもかかわらず、同じレフトチャンネルに定位されたタンバリンまでボリュームアップ。
ブライアンには比較的珍しいポリリズム風幾何学的な展開のソロとなっている。
ちなみに、ライトチャンネルにはバッキングギターが定位されているが、これもソロ並みのボリューム。
ソロ中盤以降では、コインが弦をこする金属音がかなり耳に付く。
ラストの赤枠の部分ではブレイク&拍手!
さあ、ソロAも後半へ!(下図参照↓ 5'00''〜)
画像
バース部のコード進行を背景に、ユニゾンチョーキングを中心に展開。
ライトチャンネルでは、"A"の部分からフレディのファルセット。
まるでブライアンのギターに挑むかのようである。
赤線で囲ったあたりから複数のギターが聴こえるようである。
"B"の部分では、メインではないギターのスライドのようなノイズが確認できる。
Wouldn't you like to know?
(知りたいんだろ)
Wouldn't you like to know?
(さあ、知りたいんだろ)
Just like I said before
(前に言ったように)
Great King Rat was a dirty old man
(偉大なるラット王はいやらしいヤツさ)
And a dirty old man was he
(そう、本当に手がつけられないほど)
The last time I tell you
(さあ、もうこれで最後だ)
Would you like you see?
(知りたいだろ)
エンディングは誰もの予想を裏切るドラムソロ。
意表を突くエンディングというのが、この「戦慄の王女」の特徴のひとつ。
(下図参照↓ 5'25''〜)
画像
オープニングのフィルインとほぼ同じフレーズでスタートするロジャーソロタイム。
少々のヨレなど気にせずに勢いで一気に突っ走るのだ。
"A"の部分からはフロアタム(低音)をひたすら連打+フランジング処理。
3連でまとめてあるが、あくまでも便宜上。
緑枠の部分はミスショット?
なぜか音がひとつ欠けている。
そして最終部(青線部)あたりからランダムにアクセントをつけながらフェイドアウト。
本当にランダム?
いずれにせよリスナーを煙に巻いて"ラット王"のエピックは幕を閉じるのだ。

フレディの、文字通り「戦慄の」アルバムデビュー作品。
この曲にどれだけ多くのリスナーがひれ伏したことだろう。
今なお色あせることのない「名曲」なのだ。

最後に、別バージョンに関して少し触れておこう。

デモバージョン("De Lane Lea Studio"バージョン)
収録は1971年であるが、この時点でほぼ完成されている。
ドラムはエアー感いっぱいで活き活きとし、ベースもしっかり聴こえる。
しかし、もちろん「戦慄〜」バージョンと異なる点もあるので、確認しておこう。
1.ワウ未使用
 ソロはもちろん、バッキングも含めて全くワウは使われていない。
 ワウ抜きシングルトラックのGソロ@もそれはそれで◎。
2.手数王ロジャーinミドルテンポ中間部
 かなりやりたい放題感満載の中間部。
 スタジオバージョンではかなり洗練されている。
3.ギターのみ逆進行のきっかけリフ
 GソロAに入る前のリフで、なぜかギターのみが上昇進行。
 つまり「戦慄」バージョンとは逆行している。
 ベースとのハーモニーを意識したのは分かるが、効果的とは言い難い。
 そのため「戦慄」ではユニゾンに。
4.弾きまくりGソロA
 GソロA前半部、しめて37小節。
 途中で失速気味&小節数も半端。
 これも「戦慄」バージョンではすっきりと整理されている。

BBCバージョン("Langham 1 Studio"バージョン)
収録は1973年12月。
BBCバージョンには珍しく、既存のトラックの流用なしの完全録り直し。
加工が少ない分、こちらも瑞々しく活き活きとしたリズムセクションが印象的である。
が、それ以外には何の魅力もない。
全てをぶち壊しているのが冒頭から登場するブライアンのワウギター。
特にGソロ@。
サイケ的実験色の強いアーティスティックなソロ、と言えば聞こえはいいが、単に無茶苦茶。
この曲のライブバージョンでもそうだが、ブライアンはアドリブに弱いのだ。
アコギ単独パートをエレクトリックで代用している点も×。
スティーブ・ハウを見習っていただきたい。
また、ベースがサビで鳴らす"G"音がスタジオバージョンの1オクターブ下に。
そのため、まるで不協和音のように違和感たっぷり。
残念である。

ま、できはどうであるにせよ、この曲を含む初期のライブ音源が正式な形でリリースされることを切に切に願うだけだ。

次回はさらにディープなフレディワールドへ。
プチ"Black Queen"とも言うべきA面ラスト"My Fairy King"。
おっと、このブログのタイトルの元ネタだ。

[2010年10月11日 大幅加筆訂正]

Great King Rat / Queen (De Lane Lea Studio Version)


Great King Rat / Queen (Langham Studio Version)


Great King Rat 完全ライブ音源
ブライアンご乱心!


Great King Rat '84 Argentina / Queen
晩年メドレー。残念ながら超ショートバージョン。



Great King Rat / Queen Unplugged Project
アルゼンチン風?これぞカバーの醍醐味。


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