My Fairy Kingdom

アクセスカウンタ

zoom RSS Stone Cold Crazy

<<   作成日時 : 2008/04/13 18:53   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 7

日本語にすれば、「完全にいかれてる」。
初のQueen名義作品。
元は、フレディがQueen以前に在籍していたWreckage時代にフレディが作った曲であるとのこと。
Queenに持ち込んで、各メンバーがいろいろ手を加えてこの形になったため、結果的にバンド名義にしたらしい。
かつてフレディがインタビューで、Queenがステージで最初に演奏した曲と語ったことがあるようであるが真偽の程は不明。
しかし、1972年(ファーストアルバム発売前年)には既にセットリストに入っていたことは間違いない。
また、ファーストアルバムのレコーディングセッションでレコーディングされたがその時点ではボツ。(全く未発表)
その後あらためて録音され、めでたくアルバム収録となった。

フィードバックした"A#"をアーミング4発。
ロジャーのスネアを合図にスタートする。
画像

曲のイメージを強烈に決定づける問題のリフ。(上図参照)
ブルーのマーカー部は、ライトチャンネルから聞こえるフレーズ。
"Modern Times Rock'n'Roll"以来の疾走系ブギー。
ロジャーのバスドラは確かにブギの跳ねたパターンを踏んでいるが、上図のギター&ベースはどう聞いてもイーブン。
跳ねていないように聞こえるのだが・・・・。
Sleeping very soundly on a Saturday morning
(土曜の朝、ぐっすり眠っていると)
I was dreaming I was Al Capone
(アル・カポネになった夢を見た)
There's a rumour going round, gotta clear outta town
(町中に噂が広がってしまった、町から噂を一掃しなきゃ)
Yes smelling like a dry fish bone
(そう、干からびた魚の骨みたいなにおいがプンプン)
Here come the law, gonna break down the door
(警察がやってきて、ドアをぶち破るんだ)
Gonna carry me away once more
(そしてまた俺を連れてっちまうんだ)
Never, I never, I never want it any more
(嫌だ、もう二度とそんなの嫌だ)
Gotta get away from this stone cold floor
(この石みたいに冷たい部屋から逃げ出すぞ)
Crazy
(いかれてるよ)
Stone cold crazy, you know
(完全にいかれているよ、分かってるだろうけど)

バックはロジャーのハットとスネアのリム、後半バスドラ。
マシンガンのようなフレディのボーカル。
リズム命のこの曲を滑らかにするために、歌詞の面でも工夫がうかがえる。
冒頭からの疾走感を演出するために"S〜"で始まる言葉をアクセントに配置し頭韻を踏んでいる。(マーカー部)
また、それぞれ(赤、黄)のマーカー部も韻を踏むことで語呂をよくしている。

間奏では"Bm"に転調しギターのショートソロ。(0'50''〜)
ここの転調の仕方がいかにもブライアン。(たぶんブライアンの提案)
もちろん意図的ではあるが、完全にノリにブレーキをかけてしまっている。
それを知的と感じるかぶち壊しと感じるかは個人の感性。
転調して元のキーに戻ると2コーラス目だ。
Rainy afternoon I gotta blow a typhoon and I'm playing on my slide trombone
(雨の午後、台風を巻き起こそうと思ってトロンボーンを吹いたんだ)
Anymore, anymore, cannot take it anymore
(もう無理だ、これ以上やってられない)
Gotta get away from this stone cold floor
(この石みたいに冷たい部屋から逃げ出すぞ)

バックの基本は1コーラス目と同じであるが、"〜 my slide trombone"のところのギター("C")が印象的。
マーカー部では韻を踏んでいるが、そのために意味はかなり苦しくなっている。
"Stone cold crazy, you know"(1'16'')の部分でライトチャンネルにかなりの大きさでミックスされたアーミング。
ワイルドさをかき立てるが、この大胆なミキシングこそがQueenなのだ。
間奏では、再び転調("Bm")してギターソロへ(1'18''〜)。
途中、1'27''の"レ"の音からディレイ、オン。
1'35''からはブライアンにしては珍しく、スケールアウトしながらの上昇フレーズ。
(12/3,14/4,12/4,〃,13/3,15/4,13/4,〃,14/3,16/4,14/4,15/3,17/4,15/4〜[フレット番号/弦])
またまた転調してイントロのフレーズへ。
Walking down the street, shooting people that I meet
(通りを歩き、トミーガン式のゴム製水鉄砲で)
With my rubber tommy water gun
(出会うやつを片っ端から仕留める)
Here come the deputy, he's gonna come and getta me
(捜査官がやってきて、俺を捕まえるんだろう)
I gotta get me get up and run
(気力をふりしぼって立ち上がり走りだす)
They got the sirens loose
(奴らはサイレンを鳴らす)
I ran right outta juice
(俺はスタミナ切れ)
They're gonna put me in a cell, if I can't go to heaven
(監獄にぶち込むんだろ、もし天国に行けないのなら)
Will they let me go to hell
(せめて、地獄へ落としてくれ!)

3コーラ目もバックの基本編成は変わらないが、1'55''〜は、遠くで響くサイレンの音を模したギターのフィードバックが入れられている。
マーカー部のボーカルラインはフレディらしからぬブルージー。
(ソラ#ソレドラ#ソ、ソラ#ソレドラ#レ)
強烈なアクセントとなっている。
レフトチャンネルからはギターのブラッシング(1'58''〜)、それと入れ替わるようにスネアのリムショットの音が消えている。
このあたりの意図は不明であるが、単に変化を求めただけなのか?

スラップスティックな被害妄想男の日常を切り取って怒涛のように駆け抜けてゆく。
Metallicaがカバーしたのもうなずける。
狂乱のパーティが終わり再びアルバムは「静」のフェイズを迎える。

というわけで、次回はB面3曲目。
Queen随一の小曲、"Dear Friends"。

’74 At the Rainbow
曲が終わった直後に響く不審な音。
修正の痕跡か?



Stone Cold Crazy / Metallica

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
Queen (戦慄の王女)
1973年7月13日(金)。 そう"Friday the 13th"。 UKで一枚のアルバムがリリースされ物議を醸すことになる。 (日本での発売は遅れること8カ月、1974年3月25日) 赤紫っぽいジャケットに、マイクスタンドを掲げたボーカリストらしき姿とバンドロゴ。 ...続きを見る
My Fairy Kingdom
2010/03/18 00:28

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(7件)

内 容 ニックネーム/日時
メタリカがカバーしてたのよくご存知ですね。
これはこれで切れ味鋭くいいです。

フレディもよくあれだけ舌が回ものですね、やっぱり才能ありますね。
なぜか分かりませんが、その後のロカビリー調の曲とこの曲が混ざるのです。
流れ星
2008/04/13 21:46
流れ星さん、すっかりごぶさたしております。
そう、いかにもメタリカなナンバーです。
でも、ロカビリー系とイメージが混ざるというのは面白いです。
ビート的には確かに仲間とも言えなくない・・・?
lifeisreal
2008/04/14 01:19
エエですねぇーーー!
この疾走感!爽快感!躍動感!

やっぱり、トリビュートが1番好っきです(・◇・)ゞ
KENONE
2008/04/14 07:49
オッチャン、ありがとうございます。
フレディトリビュートの際にも、ジェイムズ・ヘットフィールドのボーカルでプレイされましたよね。
いろいろなところで、Queenスピリットは生きているんです。
ひょっとしたら、この曲も目の前でご覧になったのでしょうか?
うらやましい限りです。
lifeisreal
2008/04/14 22:46
この曲は、スゴイスピードだな〜!!っていう印象があった程度ですね。
出だしのフードバックでの入りは結構カッコいいと思いますがね。あとリフ部分も嫌いではないですね。
転調後のソロ部分Bmかな、5回音が下がる部分が、もう一つだな〜と思うんですよね。「ノリにブレーキ」とおっしゃってるのは、そこですかね〜。
ヴォーカルとリフ勝負の曲ですね。
ポッキー
2008/04/15 14:56
流れ星さん、ありがとうございます。
出だしのフィードバックの際に、アームダウンさせた音をカットして、アームリリース(つまり、音程がアップ)のところから始まっているあたりのブライアンのセンスはピカいちやと思います。
でも、まあ個人の好き好きなのですが、キメを細かく入れることでアクセントをつけようというのは分かるんですが、もっとストレートにいってもいいのに、と・・・ま、好き好きですね。
ギターリフ苦手のブライアンですが、この曲のリフは素晴らしすぎます。
lifeisreal
2008/04/15 22:25
申し訳ありません、今更なのですが、上のコメントは流れ星さんではなく、ポッキーさん宛てのものでした。
ポッキーさん申し訳ないです!
lifeisreal
2008/06/02 22:31

コメントする help

ニックネーム
本 文
Stone Cold Crazy My Fairy Kingdom/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる