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zoom RSS A Night at the Opera (オペラ座の夜)

<<   作成日時 : 2008/05/11 00:50   >>

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1975年11月。
「Sheer Heart Attack」からちょうど1年後。
「オペラ座の夜」がベールを脱いだ。

まだ小6。
まだ、ロックなんかよりも野球に夢中だった頃。
自分が実際にこのアルバムを聴くことになったのは中学に入ってからのこと。

中一になり、同じクラスになった友人が"Music Life"を持ってきてさかんに「オペラ座」の凄さを力説していた。
ありとあらゆる投票で、Queenは上位を占めていた。
同じ小学校出身の連中には、彼のようにロックに興味を持っているようなマセたガキはいなかった。
そう、彼との出会いが全ての始まり。
その彼がテープを貸してくれた。
なかなかピンとはこなかったが・・・。
Queenよりもラジオで頻繁に耳にするBay City Rollersの方がはるかに親しみが持てたが、BCRは女子供の聴くものだから男子が口にするわけにはいかなかった。

「A Night at the Opera」。
アメリカのコメディ集団(?)、マルクス兄弟の映画作品のタイトルに由来。
1929年の大恐慌に端を発するひどい不況の中で、アメリカの民衆に笑いと喜びとエネルギーを与えた作品。
1960年代からの不況をひきずる1975年のイギリス。
かつての大英帝国のプライドにすがりつつも、現実はあふれんばかりの失業者。
そような状況の中で、同じように民衆の活力を与える作品になるように、という思いが込められていた・・・のかどうかは分からないが。
「II」、「Sheer 〜」と続いたミック・ロックのが撮ったジャケットとは随分違うムードのアートワーク。
そう、フレディデザインの紋章。

さて、彼らが初めて来日公演を行った年。
彼らを取り巻く状況は大きく変わりつつあった。
すったもんだの末に、例のマネージメントとも何とか手を切ることができた年。
世界中の度肝を抜いたシングルが大ヒットし、アルバムも売れに売れた。
彼らの見つけ出した妥協点は、一般の人々の波長にばっちりヒットした。
少々頭でっかちのインテリカレッジバンドは、いつしか世界を相手にするモンスターに成長していった。
しかし、手にした成功が大きければ大きいほど多くの犠牲を求めるのも世の常。
いつしかQueenは、彼ら自身の手でもコントロール不能のモンスターになってしまっていた・・・。

1975年。
4月のパリ公演(後にライブアルバム「Made in Europe」として発売、いきなり1曲目の"Burn"でリッチーのチューニング崩壊)を最後に深紫を脱退したリッチーは、ソロアルバムとして「Ritchie Blackmore's Rainbow(銀嶺の覇者)」をリリース。
アメリカでは、Eaglesからバーニー・リードンが脱退し、ジョー・ウオルッシュが加入。
よりハードなサウンドの「One of These Nights(呪われた夜)」で物議を醸すが、翌年の歴史的大ヒットアルバムの布石となった。
カナダではRushにニール・パートが加入し現在のフォーマットが完成。
2月に、事実上のデビューアルバム(実際は2nd)「Fly By Night(夜間飛行)」発表。
いきなり組曲"By-Tor & The Snow Dog"炸裂。
しかも11月には「Caress of Steel(鋼の抱擁)」も続く。
名曲"Bastille Day"は、ライブでもオープニングを飾った。
そして、「オペラ座の夜」を語る上で欠かすことのできない、10ccの「オリジナル・サウンドトラック」が3月にリリース。
"Bohemian Rhapsody"に影響を与えたといわれる"パリの一夜"や個人的に大好きな"2度目の最後の晩餐","I'm not in Love"を含む超強力盤だ。
10ccは4人組であるが毛色の違う2人組×2といったムードを持っている。
エリック・スチュワート(G/Key)とグレアム・グールドマン(Bass)は比較的正統派ブリットポップ。
それに対し、まさに「鬼才」ということばがぴったりのケビン・ゴドレー(ドラム)とロル・クレーム(Key)はひねくれ変てこ路線。
"パリの一夜"は後者の鬼才チームの作品。
リマスター盤(他の盤にもあるのかどうかは分からない)のライナーノーツに引用されているグレアム・グールドマンのインタビューの一部を引用させてもらう。
Eric and I said it was too boring, must cut it down, and it ended up as this mini-operetta. That's where we got the idea for the title and the cover. They wrote it, I think, before Queen released Bohemian Rhapsody. We wanted create pictures. That's what music is supposed to do, but we wanted to create really big pictures, really strong ones.
エリックと僕は、あまりに退屈すぎるんで短くカットすべきだって言ったんだ。その結果、こんなミニオペラ風の終り方になったんだ。そこからアルバムのタイトルやカバーを思いついたんだ。ケビンとロルがこれを書いたのは、たぶんQueenが"Bohemian Rhapsody"をリリースするよりも前だったと思うよ。僕たちは絵のような音楽を作りたかったんだ。もちろんそれが本来、音楽があるべき姿なんだが、僕たちが描きたかったのはとてつもなく大きくて力強いやつなんだ。

"One Night in Paris" by 10cc


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コメント(8件)

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ついに75年11月がやって来ましたネ!
小6ですかぁ。。。ち、ちなみに高3でしたf^_^;
FM大阪”ビートオンプラザ”ではテープが間に合わず”ボヘミアン〜”のみの放送。
しかし、同じ週NHKのAM、渋谷陽一氏の番組でオンエア(゜▽゜)
冒頭から何のコメもなく”デス・オン〜”が流れ出した時は鳥肌ブツブツ状態( ̄▽ ̄;)

こないだの出来事のようですが、既に33年ですか。。。


いよいよ始まった”A Night At The Opera”
またまた楽しみです!!!!!
ボチボチで結構ですんで…ヨロシクお願いします!(^^)!
KENONE
2008/05/11 06:48
懐かしい文章が並んでますね。
"Music Life"は中学から高校まで6年間毎月買って擦り切れるほど読みました。

BCRは普段はまったく洋楽に興味ない女子からレコード貸してと言われ貸したらたらいまわしで途中でどこかに行ってしまいました。

10ccは来日の時にチケットを朝早くから並んでゲット、前から2列目中央、最高の席で見るはずでしたがメンバー体調悪くして中止、それはないでしょう。
当時の思い出が蘇りますね。
流れ星
2008/05/11 11:50
オッチャン、ありがとうございます。
あ〜懐かしい。あの頃を語るには、渋谷陽一氏、大貫憲章氏は欠かすことができません。
兵庫県の田舎生まれなのもので、当時FMはNHKしか入りませんでした。
あの方々の番組があったからこそ、いろんな音楽を聴くことができました。
渋谷氏の「ロック進化論」なんて本も読みましたよ。
lifeisreal
2008/05/11 22:19
流れ星さん、ありがとうございます。
そう、"ML"はあの頃の本当に貴重な情報源でした。特に、カラー写真を切り抜いて下敷きに入れたり、自分の部屋に貼りつけたり。
10cc残念でしたね。ゴドレー&クレームはいなくても、10ccは今でもナマで見たいバンドのひとつです。
lifeisreal
2008/05/11 22:36
こんばんは(゜▽゜)

ま〜た‥、関係ないことカキコに来てまいましたぁ〜( ̄▽ ̄;)
甲斐よしひろしてきました!(^^)!
さすがに”きんぽうげ”はやってくれまへんでしたが…

32年ぶりに逢った甲斐さんは‥
やっぱり、165pの甲斐よしひろそのままでした。。。

生きててよかったぁー!!!
オッチャンです!
2008/05/12 18:58
オッチャン、ありがとうございます。
ナマ甲斐よしひろ、うらやましいです。
どんな音楽に限らず、ライブに勝てるものはありません。
そういえば、最近「ハナミズキ」なんかをカバーしてましたよね。そんなのもライブでやってたんでしょうか。
ああ、ライブに足を運びたいです。
lifeisreal
2008/05/13 05:44
お久しぶりです。
ミュージックライフ・・・・懐かしいです。
あとは、渋谷陽一のFMよく聞いていました。
10CCはスゴイ!!!
ポッキー
2008/05/13 22:53
ポッキーさん、ありがとうございます。
全くその通りです。
片田舎の貧乏中学時代、高校時代に海外のミュージシャンの姿を見るたり、知ったりすることができたのはMLのおかげ。
新譜をステレオで聴くことができたのは渋谷陽一先生や大貫憲章先生たちのおかげです。
それらを抜きには語れません。
感謝、感謝です。
lifeisreal
2008/05/14 23:22

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