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zoom RSS Bohemian Rhapsody

<<   作成日時 : 2008/08/18 22:41   >>

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さあ、ついに登場。
40代以上の洋楽に馴染みのある人なら誰でもご存じ。
今さら、ここで何を書いても蛇足になってしまうだろう。

「放浪者の狂詩曲」。
フレディ作。
ザンジバルで生まれ、インドで学生時代を過ごし、17歳でイギリスへと亡命してしたきた彼自身こそ"bohemian"。
rhapsody(狂詩曲)とは、形式にとらわれずに自由な発想で構成された楽曲。
この曲のように、メドレーのような構成になっている曲も多いとのこと。

約6分。
当時のシングルとしては異例の長さ。
シングル用にエディットバージョンも作成されたが、バンド側はそれを一蹴。
オリジナルのままでのシングルリリースというまさに大英断。

バラード→オペラ→ロック→バラードと複雑に展開してゆくこの曲が一般に受け入れられヒットしたという現実が信じがたい。
初めて聴いた中学生の頃には、中間部はあまりに突飛すぎてなかなか受け入れることができなかった。

全体の構成はドストエフスキーの「罪と罰」をモチーフにしていると言われている。
冒頭部分がこの物語のラストシーン(結論orオチ)となる。
達観したとも思われる視点からの言葉。
ある意味、この部分がこの曲の中心と言えるだろう。
Is this the real life
(これは現実の人生?)
Is this just fantasy
(それとも単なるファンタジー?)
Caught in a landslide
(まるで土砂崩れに飲み込まれてしまったよう)
No escape from reality
(現実から逃げるなんて無理なこと)
Open your eyes
(目を開きなさい)
Look up to the skies and see
(そして空を見上げてごらんなさい)

I'm just a poor boy, I need no sympathy
(僕は確かに貧しいけども、同情なんかはいらないよ)
Because I'm easy come, easy go,
(だって、流されるままに生きていくんだ)
A little high, little low,
(なかなかうまくいくことはないけどね)
Anyway the wind blows, doesn't really matter to me,
(いずれにせよ風は吹くんだ、そんなことはたいしたことじゃない)
To me
(僕にはね)

そしてバラードセクション。
殺人を犯した男の物語。
それにしてもいきなり・・・
"Mama, just killed a man"
(ママ、人を殺しちまったんだ)

・・・・唐突過ぎる。
本当に、人殺しをして後悔している男の物語なんだろうか?
あまりに当たり前で薄っぺらな感じがする。
何かのメタファーではないのか?

そう、1975年。
"Love of My Life"の項でも書いたが、この年はフレディに大きな変化が起きた年。
同性愛という大きな「罪」(注:あくまでも宗教的な概念において)を犯してしまった年。
それを、殺人と言う「罪」に置き換えて、自分の心境を告白したのではないだろうか?
そう考えると、歌詞の内容が非常にリアルに響いてくるのだ。

もちろん、殺人と同性愛というのは全く次元の違うことであるし、同性愛は罪ではない。
が、宗教的に厳格な家庭に育った青年が、自分が同性愛者(両性愛者)であることを告白することは、殺人を告白することと同じくらいの重みがあったのではないだろうか。

ま、あくまでも妄想ということで許していただきたい。

まさに、この曲と"Love of My Life"はフレディの心の叫びである。
フレディはこの先、こんなパーソナルで痛々しい歌詞を書くことはなくなってしまう。
5年後に「あの」出来事が起こるまで。

しかし、なぜこの曲が世界中でヒットしたのか?
不思議で仕方がない。
どう考えても一般受けするとは思えない。
なのに、世界中が受け入れた。
そこに、本当のフレディの心の叫びがあるからかも知れない。

次回は、いよいよこのアルバムのラスト。
B面5曲目、"God Save the Queen"。

皆から愛されている曲ゆえに、この難曲にチャレンジしようというものは後を絶たない。
そんな、チャレンジャーたちの映像をたっぷり楽しんでいただきたい。

75年 Hammersmith
「A Night at the Opera」発売直後のロンドン。
"Bohemian Rhapsody"を含む初期型メドレー。
フレディのボーカルも繊細で瑞々しい頃。



Freddie Mercury Tribute Concert
エルトン・ジョンとアクセル・ローズによる豪華リレー。
ガンズの新作はいつ?



The Brian May Band "Resurrection"
コージーにも涙、涙。
ドラムソロの後、一瞬を聴き逃すな!
大阪厚生年金会館での来日公演を思い出す。。。
このフレーズに、涙、涙。



QUEEN FOR A DAY(Queen カバーバンド)
冒頭のアカペラバージョンのライブアレンジが秀逸。
もし、フレディがナマで再現したら、同様の手法をとったのではないかと思わせるほど。



BAD NEWS
プロデュースはブライアン。
テレビ番組から生まれたコメディバンド。
されど、86年には"Monsters of Rock"でもプレイ。



UC Men's Octet
完全アカペラバージョン。
声でリアレンジされた楽器パートも聴きどころ。
これぞまさに「歌劇(オペラ)」!



The Ten Tenors
やはりコーラスグループから愛されるこの曲。
さりげなくABBAのフレーズも。
こちらはミュージカル風。



Newton Faulkner
イギリス発の期待の若手。
タッピング、スラッピング、エフェクト、変則チューニングとあらゆる技を駆使して予想外の荒技を繰り出し、アコギの限界に挑戦。
おっさん声で歌う"押尾コータロー"。
7月にインストアライブでナマでのプレイを見たが、壮絶!
ラストに期待通り"Bohemian 〜"もプレイ。



Al Yankovic
"BEAT IT"のパロディ"EAT IT"でもおなじみ。
ポルカのリズムでアコーディオンが炸裂。
パロディと言えど、クオリティは高し。



Rick Miller
必見!
究極のモノマネ。
とことんまで手の込んだカラオケも芸術作品!
ボブ・ディラン、ニール・ヤング、マイケル・ボルトン、コリー・ハート、ウイリー・ネルソン、ジョニー・キャッシュ、ジョン・ボン・ジョビ、ロビー・ロバートソン、ニール・ダイアモンド、アーロン・ネビル、デニス・デ・ヤング、バーニー・ザ・ダイナソー、エアロスミス、ミートローフ、クラッシュ・テスト・ダミーズ、トム・ぺティ、ベック、B52、AC/DC、メタリカ、ローリング・ストーンズ、オジー・オズボーン、フリオ・イグレシアス、ボビー・マクファーリン、アンドレア・ボチェッリ、アクセル・ローズの総勢25人。
ラストの歌詞も、アクセルをイメージして"Nothing really matters, except me"に。
さあ、あなたは何人楽しめる?



桜井和寿
なぜ?
しかもオペラパートはナチスのイメージ。
なぜ?

→削除されてしまいました。残念。


GUEEN(グッチ裕三)
お馴染み、ハッチポッチステーション。
これはこれでよくできています。

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タイトル (本文) ブログ名/日時
A Day at the Races (華麗なるレース)
直訳すれば「レースの日」。 ...続きを見る
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Dreamers Ball
タイトルは「夢見る者たちの舞踏会」。 ブライアンの手によるデキシーランドジャズナンバー。 この前年になくなったエルビス・プレスリーへのトリビュート。 このアルバムタイトルにもっともふさわしい曲である。 前作「世界に捧ぐ」でどっぷりのブルーズナンバー"Sleeping on the Sidewalk"を披露したブライアンであるが、さらにディープなルーツへの旅となる。 ...続きを見る
My Fairy Kingdom
2017/01/02 18:34

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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
クイーンと出会うキッカケといっても過言では
ないくらい、僕にとって重要な曲です。
バラードの部分は聴けば聴くほど切なくなり、
なんといってもオペラパート。脳天ブチ抜かれれるほどの衝撃でした。6分間によくこれだけ詰め込んだな、と彼らには驚かされます。
現在、実は中3なんですが、同年代でこの曲を知っている人は皆無に近いです。聴いたことある人さえも・・・。
こういう現実ってつらいんですが、ずっと語り継がれる曲であってほしいです。

デューク・ジョン
2008/08/20 00:49
デューク・ジョンさん、ありがとうございます。
中3ですか!!
びっくりです、そんな若い人がQueenを聴いているなんて!

コンピュータを持ってすればとても簡単なこと。
しかし30年以上前に磁気テープと一か八かの格闘をし、勝利した結果、あのオペラパートが出来上がりました。
そういったアーティスティックなチャレンジの中から傑作が生まれてくるのではないでしょうか。
そういった意味では、現代は誰もが認める傑作の生まれにくい時代なのかもしれません。

ま、ややこしいことはおいといて・・・。
自分がQueenと出会ったのもデューク・ジョンさんと同じ頃の年代でした。
そんな若い人が聴いているのは、本当にうれしいことです。
これからもよろしくお願いします。
lifeisreal
2008/08/20 19:44
Newton Faulknerを観に行かれたのですか!
いいですねー、彼はギタリストとして面白い視点でギターを弾いてますからねー。
この曲は本当に何回聞いたか数えられないくらい聞いています。
この曲のブライアンのソロはレスペ独特のハーモニクス音が付加されてハーモニクスが出るか出ないかの微妙なチョーキングをしていて難しいです。
僕も現在高1なのですが周りの皆に一生懸命QUEENを布教中です!
デューク・ジョンさん、共に頑張りましょう!
ぴぐのーず
2008/08/20 23:42
ぴぐのーずさん、ありがとうございます。
ぴぐのーずさんも、HNは随分渋い(ピグノーズアンプですよね?)のにお若い!
これまた驚きです。

Newton Faulknerすごかったです。
タッピングをしながら歌ったり、曲の途中でカポの位置を変えたり、ペグまわしてチューニングをずらしたり。
まるで曲芸のようでした。
とにかくいろいろなことをしながら歌えるっていうのが感動です。
"Bohemian Rhapsody"をやってくれるのかどうかは半信半疑で行ったんですが、なんとラストでプレイされ、会場も大盛り上がりでした。

ブライアンのトーンは本当にカラフルです。
センターとフロントでフェイズアウトさせているんでしょうか?
とにかく倍音が豊かです。
ワウの半踏みでかなり似た倍音が出せるポイントはありますが、なかなかあそこまでしっかり倍音が出てくれません。

若者たちのパワーに負けないように熟年もがんばります。
lifeisreal
2008/08/21 22:59
はい、実はそうなんです。
一番最初に買ってもらったギターがぴぐのーずのアンプ内蔵ギターだったんです。

センターとフロントですか。
僕はてっきりセンターとリアだと思ってました。
ところで、ブライアンのレスペは正面から見て右側にある3つのスイッチがフェイズスイッチなんですよね?
どっちに動かせばフェイズアウトなのでしょうか?
それから例えばこのように2つのピックアップを使う場合は両方のピックアップをフェイズアウトさせる時と、一つの時とで音色は違うのでしょうか?
いまいちフェイズアウトについてよく分かっていないもので(^^;)
ぴぐのーず
2008/08/22 18:01
ぴぐのーずさん、ありがとうございます。

まずレスペのスイッチですが、3つがピックアップのON-OFF、残る3つがフェイズイン(正位相)-フェイズアウト(逆位相)の切り替えになっているようです。
どのスイッチがどれかは分かりません。

フェイズアウトについてですが、ハムバッキングであれば単体でも可能ですが、レスペのようにシングルコイルであれば2つのピックアップがONになった際のみ有効になります。
その原理については、次のページを参考にしてみてください。
分かりやすく説明してくれています。
http://www.geocities.jp/hanamob/gita04.html
(続く・・・)
lifeisreal
2008/08/23 10:30
(・・・続き)
つまり、正位相のピックアップと逆位相のピックアップが接続された時にフェイズアウトが起こります。
ただし、フェイズアウトにした際に100%波形がキャンセルされてしまうかというとそうではありません。
もちろんそうなると音は出ません。
ピックアップの特性や諸々の事情から同じピックアップであっても波形は異なります。
その波形のずれた部分だけが音として出力されることになるので、かなりボリュームは落ちますが、通常とは違った部分が強調された(ように聞こえる)音になります。
言葉で説明しても分かりづらいと思いますが、高域の倍音が強調されたコロコロしたような音です。

フェンダーのムスタングはフェイズアウトの出力が可能になっています。
次のページのスイッチの説明を参考にしてみてください。
http://www.fenderjapan.co.jp/fender/2008fender/mustang.htm
配線の発想がレスペに似ている(ただしピックアップは2つ)ので参考になると思います。

ぴぐのーずさん、少しはお役にたてそうですか?
lifeisreal
2008/08/23 10:31
ぴぐのーずさん、URLが切れてるんで再度あげておきます。
フェイズアウトの原理
http://www.geocities.jp/
hanamob/gita04.html
フェンダームスタング
http://www.fenderjapan.co.jp/
fender/2008fender/mustang.htm

よろしくお願いします。
lifeisreal
2008/08/23 10:34
難しいですね。
ブライアンはフェイズアウト時のヴォリュームの小ささを考え、トレブルブースターを使用していた、と考えることもできますか?
ところで、また一つ疑問なんですが、レスペの場合はピックアップが3つ使えますよね?
ピックアップを3つ使用した時はフェイズアウトというものは存在するのでしょうか?
ぴぐのーず
2008/08/24 00:09
ぴぐのーずさん、ありがとうございます。
トレブルブースターに関しては、低音の抜けが悪いというAC30の特性を解消するため、というような記事を読んだ記憶があるので、フェイズアウトとは直接関連はないのではないでしょうか。
レスペのピックアップはシリーズ(直列)接続なので、ONの個数が増えれば単純にボリュームが上がります。
しかし、ノイズのボリュームも上がるため、それを解消するためにおそらくセンターだけは巻きが逆になっているのではないでしょうか?
そのことから考えると、3つのピックアップのいずれかのみ位相を逆にすれば、3つともONの状態でフェイズアウトになるとは思いますが、同時にノイズの嵐にもなってしまうのではないでしょうか?
このあたりは、自分も電気のことは苦手なので正直よくわかりません。
ただ、通常のギターでは、3ピックアップ(シングル・ノイズキャンセルなし)の場合、3つともON、またはリアとフロントのミックスという接続はあまりないので、そういった場合にどのようなノイズ対策が可能なのかよくわかりません。
お役に立てずに申し訳ないです。
lifeisreal
2008/08/24 19:09
いえいえ、わざわざ丁寧にお答え頂きありがとうございました!
また一つレスペの魅力にはまってしまいました!
ブライアンは全てのピックアップを使うという話はあまり聞いたことがないので本人も使いづらかったのか知れませんね☆
長きにわたったコメントで申し訳ありませんでした。
ぴぐのーず
2008/08/25 23:49
こちらこそありがとうございました。
最近はめっきりギターは弾くだけ状態が続いていましたので、久しぶりにいろんなことを考えるきっかけになりました。
微力ではありますが、また何かお役に立てそうなことがありましたらなんなりどうぞ。
lifeisreal
2008/08/26 19:34

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