My Fairy Kingdom

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zoom RSS Long Away

<<   作成日時 : 2008/12/16 23:02   >>

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日本語にすれば「遠く離れて」。
ブライアン作。
フレディは不参加。
コーラスもごく一部分でロジャーの声が聴こえる以外はブライアンひとりのオーバーダブ。
アメリカ、カナダ、ニュージーランドの3国においてはシングルカットされたが、リーディングトラック(A面)としてはQueen史上唯一、フレディ以外がリードボーカルをとる作品となった。

ブライアンのボーカル+アコースティック風の弾き語りということで、前アルバムの"'39"の続編的捉え方をされることも多い。
その"'39"が軽快なカントリースタイルであるに対し、こちらはレイドバックムード。
アメリカ南部風のゆったりしたカントリー風味はTom Pettyを想起させる。
テイストはサザンロックなれど、フレージングはビートルズの匂いがプンプン。
メインのギターはアコースティックではなく、Burns製のエレクトリック12弦。
Burnsのギターと言えば、イギリス製でブライアンの敬愛するShadowsのハンク・マービンが愛用していた。
なんともB級なデザインが印象的。
そういった経緯のためか、Red SpecialにはこのBurns製のTri-sonic Pickupが採用されることとなった。
(ただしコイルは一度ばらして巻きなおしたそうだが・・・)
ちなみに現在Burns社からはTri-sonic@Brian May Customというピックアップセットが販売されているが、お値段は£129(現在£1=約150円)なり。

イントロはその12弦を存分にフィーチャー。(下図参照)
画像

手癖と言っても過言ではない"A - D/A"が炸裂。
5小節目からのアルペジオはビートルズの"Ticket to Ride"を思い出させる。

そして、リズム隊がオンビートになると歌が登場。
"'39"のように完全なSF仕立てではないが、宇宙の話題をふんだんに盛り込むあたりがブライアン。
きっちり韻が踏んであるが、「宇宙+韻」にこだわったためか難解(単に説明不足?)な内容である。
赤字青字、そして"heaven"と、文末には3通りの発音しか登場しない。
中でも下記の7行目にいたっては全く理解不能。
" a star chase"とは一体何なんだ??
(0'16''〜)
You might believe in heaven
(君は天国を信じているんだろうね)
I would not care to say
(僕はそんな気持ちにはなれないけど)
For every star in heaven
(満天にきらめく星たちよ)
There's a sad soul here today
(今日ここには悲しみに暮れる男がひとり)

Wake up in the morning with a good face
(爽やかな顔で朝目を覚ます)
Stare at the moon all day
(一日中月を眺めて過ごす)
Lonely as a whisper on a star chase
(オライオンの嘆きのように孤独)
Does anyone care anyway?
(誰も気にかけたりはしないよ)
For all the prayers in heaven
(天に捧げられた数々の祈りよ)
So much of life's this way
(人生の大部分はこんなふうに過ぎてゆくものなんだ)

ルーズなミドルテンポにロジャーの後ノリ&音色重めのおおらかなドラムがベストマッチ。
驚くことに、ビートを刻むハイハットはセミ・クローズ。珍しい!
それ以上に驚かせるのはジョンのベース。
ただスタッカート気味に8分でルート音を刻むだけ。
なのになぜこの音使い?(下図参照、0'17''〜)
画像

普通のベーシストであれば1小節目から2小節目の1拍目まではこの1オクターブ下で弾くのが当たり前。
歌バックのド頭からこんな高音で入るなんて・・・。
もちろん"A→E→D"というコード展開を"高→低"ときれいに流すためであるのはわかるが、かなり思い切ったフレージング。
とにかくこの曲ののびのびとしたフォーマットに乗って、ジョンのプレイはイキイキとして輝いている。
また"Wake up 〜(0'33''〜)"からのパートで聴くことのできるギターとベースのユニゾンの展開(いかにもビートルズ的!)もQueenでは珍しいアレンジである。
(1'11''〜)
Did we leave our way behind us?
(僕たちのやりかたはもう古くなってしまったんだよね)
Such a long long way behind us
(ずいぶん遠くまできてしまったよ)
Who knows when now who knows where
(今は一体いつ?ここはどこ?)
Where the light of day will find us?
(どこまでゆけば陽の光に辿りつける?)
Look for the day
(その日をさがしているんだ)

盛大なコーラスで彩られたこのパートがいわゆるサビになるのだろうが、ここへ至ってもなお内容は抽象的でピンとこない。
しかも、サビの締めくくり(緑字の部分)はロジャー??
不可解である。

しかし、その後に続くギターソロは、さすがブライアン。
前半は12弦でのリフ+アルペジオ、後半は3本のメロディ(Red Special登場!)を中心としたハーモニーソロと盛りだくさん。
前半(下図参照)は3〜4小節目で"Nowhere Man"を髣髴とさせる。
画像

そして後半(下図参照)はこれぞブライアン。
画像

基本的に3本のメロディがハーモニーを構成するが、それぞれに違った性格付けがされ単なる3和音とは全く異なる。
3本のからみ合いと言えば"Killer Queen"でひとつのブライアン・スタイルが提示されているが、上譜例中の6〜7小節目にかけては同じテイストである。
しかも締めくくりの永遠に続きそうな不協和音のサステイン。
これぞone and onlyなブライアンワールド。
タマラナイ。
そしてそのまま3コーラス目に突入するが、なんとベースはさらに1オクターブ上に!
文句のつけようなし!
これがQueenなのだ!!

これで歌詞の内容が分かりやすければ・・・・。

次回はA面4曲目。
まさにテーマパークのような絢爛たる世界!
"The Millionaire Waltz"。

Long Away
ほとんどの曲で、誰かしらのカバー映像がアップされているのがQueenのすごいところ。
アコギを弾いているのはHalloweenギタリスト??


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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
Long Away、アルバムの中では浮いてる印象なんですが、
その前後のフレディ曲があまりにも強烈なので、そういうことを考えると重要な位置に置かれた曲だなぁと。

それはそうと、ミリオネア・ワルツ、楽しみです。
(ロング・アウェイはどこいった!!!!)
まいてふ
2008/12/17 22:59
まいてふさん、ありがとうございます。
このアルバムの最初の4曲はアメリカンなテイストを前面に出したブライアンとブリティッシュなフレディが交互に登場します。
これがB面になると攻守交替の感があるのですが、それもおそらく意図的なことなのでしょうね。
また、次のミリオネア・ワルツを仕上げるのはまたまたかなり時間がかかりそうです。
気長にお付き合いいただければ幸いです。
lifeisreal
2008/12/17 23:32
Long Awayとは関係ないですが、
マイ・フェアリー・キングの記事にあった、
'85Osakaの即興演奏音源をようつべにうpしました。
適当ですが、よければどうぞ。
http://jp.youtube.com/watch?v=XqRwuicn3pQ
まいてふ
2008/12/31 00:17
もうお忘れかもですが…( ̄▽ ̄;)
lifeisrealさま♪お元気してはりますかぁ〜?

忙しいのをエエことに、足を運ばんでゴメンなさいm(__)m
また来年も 我らがQUEENのことをヨロシクお願いします!!!!!!!

ほな、お身体にも気をつけてよいお年をお迎え下さいネ(゜▽゜)


”クイーンは不滅です!!!” \^o^/
KENONE
2008/12/31 16:34
まいてふさん、ありがとうございます。
聴かせていただきました。
驚きました。
噂には聞いていましたが、本当にあったんですね。
彼らの公式ホームページにこの日の音源が公式ブートとしてあがっていたので、興味津津ではあったのですが、こうやって聴いてみると感動です。
フレディのピアノにブライアンが乗っかれなかったのがたまらなく残念!
もちろんこの時点では、これが最後のJapan Tourになるとは誰にも分からなかったわけですが、非常に何かを予感させるようなプレイだと思わずにいられません。
2008年の締めくくりに、こんな素敵なプレゼントをありがとうございます!
lifeisreal
2008/12/31 16:44
オッッチャン、どうもありがとうございます。
こちらこそ忙しさにかまけて、すっかりご無沙汰してしまっていてすみません。
なかなか自分のブログすら満足に更新できない状態でご迷惑おかけしています。
また、"Music Life"の方にもよせていただきますね!
lifeisreal
2008/12/31 16:47

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