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zoom RSS News of the World (世界に捧ぐ)

<<   作成日時 : 2009/04/18 22:05   >>

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1977年6月7日、Earl's Courtで"レースツアー"終了。
「華麗なるレース」は好調なセールスを記録した。
しかし、時代の風はもろにアゲインストだった。
メディアの反応は非常に冷たかった。
その言い分は、"あまりにも「オペラ座」と似すぎ"とか"過剰な装飾"とか。
そんなヤツらに言ってやりたい。
"そやからええんやんか。"

1か月ほど休暇を取った後、またスタジオへ。
彼らの胸にはどんな想いがよぎっていたのだろう?
そして1977年8月、その想いの一端を象徴する出来事が。
なんと他のメンバーに先んじてロジャーがソロシングルを発表。
"I Wanna Testify(僕に証言させてくれ)"。
後にP-Funkの総帥として名を馳せるジョージ・クリントン率いるThe Parliaments(パーラメンツ)の1967年のスマッシュヒットのカバー。
なぜドゥーワップ。
しかも自主制作で3000枚。
その上、全てのパートを自分でこなした作品はお世辞にもいいとは言えない仕上がり。
しかし、そんなことは百も承知の上で、ロジャーは何かはけ口が必要だったのではないだろうか。
もちろんロジャーだけではない。
他のメンバーも何かモヤモヤを抱えたままこのアルバムのレコーディングに入っていったのだろう。

セルフプロデュース第2弾、「News of the World」。
イギリスのタブロイド紙の名前をを冠したアルバム。
タブロイド紙とは、芸能・スポーツ・ゴシップなどをメインに据えた大衆紙。
毎週日曜に発行される「News of the World」紙のように大衆に愛されるアルバムになってくれという思いが込められているのだろうか?

そしてアルバムジャケット。
そこには紋章もミック・ロックの影もない。
不気味な巨大ロボットに、もうすでに息絶えているとおぼしきメンバーの姿。
ちなみにメンバーの衣装は77年2月"Madison Square Garden"の際のもの。
フレディはタイツではなく、コンサートスタート時のジャンプスーツのようだ。
77年のアメリカツアーのハイライトであるMadison Square Gardenでのコンサートの衣装を着た姿での死をジャケットに描写することで「過去の自分たちへの決別」を意図したのだろうか?
それとも他の意図が・・・?
CDのライナーによると、77年前半のアメリカツアーの際にロジャーが手に入れたSF雑誌「Astounding Science Fiction(度肝を抜く空想科学小説)」の表紙。(オリジナルはこちら)
1953年10月に出版されたもの。(ロジャーが4歳の頃)
この絵を気に入ったメンバーは作者のFrank Kelly Freasに連絡を取り、ジャケット用に手直ししてもらうことになる。
裏ジャケットのロボット下半身は雑誌の表紙には描かれていないので、この際に付け加えられたのかも知れない。
それが原因なのか、上半身と下半身のデッサンが狂っているようにも見え、ひどくバランスが悪い。
レコードの際には見開きジャケットで、開くと長方形の一枚の絵になるように折り目(レコードの背表紙)が、落ちてゆくジョンの位置(ロボットのおなか部)になっていた。
(ひょっとしてCDも紙ジャケ盤はそれも再現してある?未確認。)
ちなみにこのオリジナルは、この雑誌に掲載されたTom Godwinという作家の"The Gulf Between(二人の間の深い裂け目)"という作品の挿絵として描かれたものとのこと。
この絵のロボットは、ある科学者が自分の子供に似せて作った(ひょっとして子供は亡くなった?)もので、この絵には、"Please... fix it, Daddy?"(「これ修理してよ、父さん。」)というせりふがつけられていたそうだ。
このTom Godwinという作家に"冷たい方程式(The Cold Equations)"という作品がある。
日本でも、海外SF短編最高傑作のひとつとして語られることの多い評価の高い作品である。
ハッピーエンドではないのに人間の温かさに溢れる名作である。
未読の方はぜひどうぞ!
この"冷たい方程式"も「Astoudning Science Fiction」紙で1954年に掲載されたものである。
(日本語ではScience Fictionを"SF"と略すが英語では"Sci-Fi"である)

さて、77年、日本・・・。
当時、中学2年生。
初めてリアルタイムで、Queenのアルバムが発売される。
発売前から、"We Are the Champions"がラジオでヘビーローテーション。
田舎の中坊には、NHK-FMが唯一ステレオでエアチェックできる頼みの綱だった。
この曲自体は少々物足らなくはあったが、アルバムにはこの曲を凌駕するようなめくるめく世界が閉じ込められているハズだとワクワクした。
家の近所にはレコード屋さんなどという気の利いたものはなかったので、町の高校まで通学している友達のお姉ちゃんに予約、購入を頼んだ。
学校帰りにその友達の家に寄り、ついにレコードとご対面する時がやってきた。
袋から出して、気持ちの悪いジャケットに絶句した。
内ジャケットの逃げ惑う観客の顔が醸し出す楳図かずお級の恐怖は、友達に弁解もできなかった。
そして挟み込みの歌詞カードの写真!
なんと、ブライアン以外はかなりさっぱりした頭。
驚いた。
不安になった。
そしてレコード盤に針を落としてどう反応していいのか分からなくなった。
この時まで、"Queenてこんなにスゴイねん!"って自慢していたことがこのレコードからはほとんど見つけられなかった。
重箱の隅をつついて、なんとかQueenらしさをほじくり出すために何度も何度も何度も・・・聴いた!
そしてQueenらしさを見つけると少しホッとした。
ただ、不安が限りなく加速されてしまったことは事実だ。

そんな不安が影響したわけではもちろんないが、なんとUKチャートで最高4位止まり。
しかし、驚いたことにUSAチャートでは3位まで上昇したのだ。
彼らのアルバムの中で、唯一USAチャートの方が上回った作品。
皮肉なものである。

その後、10年以上も経ち改めてこのアルバムを聴いた際に感じたことがある。
このアルバムのフレディからは「終わり」の匂いがプンプンしている。
ひょっとしたら彼はもう終わらせるつもりだったのではないだろうか?
しかし、予想に反して良好なチャートアクションを得た。
それが彼を思いとどまらせた?
それとも、イギリスでの惨敗(といっても好セールスではあるが)が、フレディのやる気に火をつけた?

ま、いずれにせよ単なる妄想である。

なお、このレコーディングの際にブライアン作の"Feelings, Feelings"という曲も録音されたが、結局今日まで正式には発表されていない。
それは賢明な選択であったと思う。

さて、Bohemian Rhapsodyがイギリスで"The Best Single Of The Last 25 Years"選ばれた77年・・・。

・・・やはり引き合いに出してしまう10cc。
グループはエリックとグレアムのデュオ体制へ。
爽やか正統派ポップ色が濃くなった「Deceptive Bends(愛ゆえに)」を5月にリリース。
"The Things We Do for Love"は日本でもお馴染み。
B面ラストを飾る10分以上の大作"Feel the Benefit"で新境地へ。

・・・UKを代表する老舗プログレバンド、Genesisを脱退したピーター・ゲイブリエル。
2月に「Peter Gabriel」でソロデビュー。
"Solsbury Hill"での牧歌的でフォーキーな爽やか変拍子アコギ?
さすがのロバート・フリップ。
この曲を聴いて「"Solsbury"へ行ってみたい!」とレンタカーをとばし、間違えて"Salisbury"へ行ったにもかかわらず、帰ってくるまで気付かなかったのは私だ。

・・・孤高のむせび泣き、マイケル・シェンカーを擁するUFO。
2月に名盤「Lights Out(新たなる殺意)」を発表。
タイトル曲のカッコよさ(特にリズム隊)のみならず、最後を締めくくる"Love To Love"のリリカルなピアノの変拍子も快感!
しかし、"神"の精神は確実に病んでいっているのだった。

・・・USA発、遂に世界を圧倒した煌めくポップ・ロックワールド、KISS。
新コスチュームを身にまとい、5月に「Love Gun」発表。
そしてその勢いで10月に、2枚組ライブ(ライブ3面+スタジオ録音1面、タトゥーシールつき)の「Alive II」発表。
飛ぶ鳥を落とす勢いであったが、ドラムの彼とリードギターの彼は、この頃にはいろいろでヘロヘロになりつつあったことが明らかにされたのはつい近年のことである。

・・・イーストコーストに戻った吟遊詩人、ビリー・ジョエル。
都会の孤独を描いた「The Stranger」を9月発表。
口笛とファンク風味のオシャレなサウンドの"The Stranger"が大ヒット。
されど彼の本質は、それ以外の曲の中に。
時に絶望感すらも漂わせながら、最後はポジティブな"Everybody Has a Dream"で締めくくる。
そう、ついに彼は時代を捉えたのだ。

・・・POP職人、ジェフ・リン率いるELO。
モダンでレトロでシニカルな独自のポップ路線を貫く「Out Of The Blue」。
セールス的にも大成功。
名曲"Mr. Blue Sky"は現在でもなお色褪せない。
ビートルズ直系のBrit魂ここにあり。

そしてパンクの嵐が吹き荒れた・・・・

・・・オールディーズな外見なれど、棘のある言葉を連発するエルビス・コステロ。
7月に「My Aim Is True」で鮮烈デビュー。
下世話なれど切ない"Alison"が描きだす世界は、大物の片鱗を漂わす。
今なお変わらぬ名曲である。

・・・Queenの隣でレコーディングしていたというSex Pistols。
10月に「Never Mind The Bollocks」でデビュー。
スタジオでのフレディとのニアミスもまことしやかに語られている。
このクソバンドがこれ程世界に影響を与えると誰が考えた?

・・・ゴリゴリウネウネベースでおなじみジャン・ジャック・バーネル率いるThe Stranglers。
4月に「Rattus Norvegicus(野獣の館)」でメジャーシーンへ。
スピリットはパンクなれど、時折響くクラシカルなオルガンとハーモニーが独自の世界を展開する。
外見に似ず、インテリ揃いの異色パンク!

・・・アイルランドから飛び出した6人組、The Boomtown Rats。
7月に「The Boomtown Rats」でデビュー。
ボーカリスト、ボブ・ゲルドフがこの数年後に"Band Aid"や"Live Aid"といった大きなプロジェクトを立ち上げることになるとは誰もまだ知る由もない。

・・・そして日本の音楽界。
大好きだった三木聖子が名曲「三枚の写真」を最後に芸能界を去った。
テレビで見ることができなくなり淋しかった。

そんな波乱の1977年にQueenも飲み込まれていった。

さあ、「世界に捧ぐ」に針を落とす。
A面1曲目、"We Will Rock You"。

I Wanna Testify by Roger Taylor (Marc Show)
奇しくもこのTVの約1週間後には、グラムのカリズマ、マーク・ボランは自動車事故で還らぬ人となる。RIP。



あらためて"I Wanna Testify"
どうやら上の動画は削除されてしまったようです。残念。



Feelings, Feelings
レイドバックしたリラックスムード。
しかし、Queenが求められているのそれなのか?




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コメント(43件)

内 容 ニックネーム/日時
この短期間に、ここまでお書きになるとは!

実は私も、発売を待って聞いた初のアルバムがこれでした。
私は高校1年生でしたが・・・
運良く近所にレコード屋さんがありましたが、買ったのは3つ下の弟(笑)。
そのころ、私は、代わりにブートやMott The Hoopleを買っていました。

このアルバムを聞いた最初の印象は、「音が違う。スカスカだ」でした。
あの重厚な音作りはどこへ行ったのか、って感じでした。
それに、オープニングのあの曲。その後プログレにはまる私にとって、
あのような単純な曲にはガッカリさせられました。
アルバム全体に流れるギターの音色も、ファーストに近いと言えばいいのでしょうが、いつものそれとは異なり、しっくり来ませんでした。
It's Lateのような名曲も含まれていますが、ここから新たな方向性が打ち出された感は否めませんでした。
ちなみに、私はこのアルバムから後期と呼んでます(笑)
初期は1と2、中期は3〜5、後は後期の中でいろいろと分かれるという感じです。(極端ですか? 笑)
らり
2009/04/19 21:33
らりさん、こんばんは。
個人的にはMottoはグラム色の強いイメージがあってほとんど聴いていません。
若い頃はどうしても「グラム=演奏下手」というイメージがあって・・・。
TRexやデビッド・ボウイなどのいわゆるグラムをちゃんと聴くようになったのはそれこそ30代になってからです。

確かにいろんな面でこのアルバムは音が薄くてもの足りません。
また詳しく書きますが、いかにもブライアンな"It's Late"ももうひとつ好きではありません。
らりさんの初期、中期の分け方なるほどとは思えるのですが、個人的にはどうしても「JAZZ」を「Sheer Heart Attack」と同じグループに入れたいので、「JAZZ」までを中期ということで。

↓続く
lifeisreal
2009/04/20 00:23
らりさんはYESがお好きだという話を書かれていましたが、自分はどうも苦手で・・・。
全てはSteve Howeのギターだと思うのですが、あまりロック的なガツンとしたプレイはしませんからね。
だからASIAでのギターには驚きましたが。
もちろんいろいろ聴きましたが、邪道とは知りつつも一番好きなアルバムは「DRAMA」になってしまいます。
もちろんYESを始め、ELPやPink Floyd、King Crimsonなどのイギリス勢もそれなりに聴きましたが、アメリカ勢のKANSASやRUSH(カナダですが)と出会っていわゆるプログレ(的なバンド?)に入り込むことになりました。
これも邪道と言われそうですね。
lifeisreal
2009/04/20 00:24
こんばんは。
改めて考えてみるとこのアルバムは"中だるみ"が多いのかなと。
悪い曲ではないんですが、いまいち詰めが甘いかなと。
今までの作品と比べるとスタジオにこもりっぱなしで作った作品というわけではなさそうですよね。
忙しかったからなのか、それとも少し飽和状態になりつつあったのか。

コテコテのクイーンサウンドから離れてしまったのも少しアイデアに見通しがつかなくなってきたからではないだろうか、と考えています。
"レース"の反動もあるでしょうが、一つの作品を完全に詰めることができなかった為に適切なオーバーダブもできなかったのかもしれないですね。
ぴぐのーず
2009/04/20 23:55
フレディの"終わり"についてです。
クオリティが高いことはlifeisrealさんも承知の上だと思いますが、"万華鏡フレディワールド"の面影はこのアルバムには微塵もないと思います。
フレディはこの頃から私生活の面も含めて己の殻を破り捨て始めたのではないでしょうか。
新たな方向を模索し始めた最初のアルバム、と捉えることもできそうです。
そしてその方向への不安がまだあるように感じます。
以後、フレディはどんどん思うがままに突き進んでいきますよね。
その初期微動とでもいえるような変化が起こり始めた。
その気持ちをラストの曲に持ってきているのではないでしょうか。
ぴぐのーず
2009/04/20 23:56
それから僕もYESは得意な方ではありません。
lifeisrealさんと好む音楽の傾向が似ているかもしれませんね。
僕は未だにCrimsonやELP、Floydなど真剣に聞いたことがないのですが、なんだか敬遠しがちなんです。
聞かなきゃならないんですけど^_^;
一方KANSASやRUSHは大好きなんです。
メロディがあるプログレというのでしょうか、変拍子を挟みつつもドラマチックな展開のある、"産業ロック"と呼ばれるものに近いものの方が好きなんでしょうかね。
それともサウンド的なものなのでしょうか?

それでも"Don't Kill The Whale"は好きですよ(^o^)
ぴぐのーず
2009/04/21 00:02
「グラム=演奏下手」。
まさにそうかもですね。私がMottを聞いたのは、Queenが前座をし、
フレディがIan Hunterとともに写っている写真を見、単に知りたかったからです。
YESが好きなのは、lifeisrealさんとは逆にSteve Howeが好きだからです。
なぜなら、コードプレイをほとんどせずに、20分からの大曲を仕上げるという他にはマネのできない特徴的なプレイだからです。
ですから、Heat of The Momentは本当にビックリしました。
それと、私もTORMATOよりDRAMAのほうが好きです。

らり
2009/04/21 00:18
Rushはバイト先の後輩から布教され、84年のライブにも行きました。
ただ、プログレ色の少なくなったRushはほとんど聞かず、
私にとってのRushはExit...Stage Leftまでです(笑)
勤め先のバイト君にKansasを布教されましたが、結局聞いたのは
LeftovertureとPowerのみで、Powerはどうもダメでした。
そのかわり、Carry on Wayward Sonは大好きです。
ヨーロッパのプログレも少しかじりましたが、ダメでしたので、
私は、結局メジャーなプログレが好きだという結論になってしまいました。
今は、ちゃんと活動しているプログレ系バンドとしてはDream Theaterが好きですね。
らり
2009/04/21 00:18
ぴぐのーずさん、こんばんは。
確かに製作期間は非常に短かった(約10週間?)と読んだ記憶があります。
でもそれ以上に、「自分たちだけでやれる!」と自負して臨んだ「レース」が酷評されたダメージと、4人のエゴがドロドロに混ざり合った結果なのではないでしょうか。
ジョンの曲だけが妙に中立な印象で、それ以外の楽曲は協力関係が希薄で、ひどくエゴ丸出しに感じられます。

前述したように、特にフレディに至っては、創作意欲があまり感じられない2曲と、内省的なクロージングナンバーという状態。
もしこのアルバムがそれなりのセールスを記録してなければ、少なくともフレディはバンドを抜けようとしたのでは、と考えてしまいます。
(あくまでも勝手な妄想です)
でも、これ以降のフレディの曲のクオリティにかなりバラつきが目立つようになるのは事実です。

↓続く
lifeisreal
2009/04/21 21:49
プログレに関してです。
King Crimsonに関しては1stの「21世紀の〜」と「Red」は大好きです。
楽曲もさることながら、グレッグ・レイクやジョン・ウエットンといったボーカリストの声によるところも大きいと思います。

変拍子や急激なリズムチェンジがありながら、かつ産業ロックの匂いをプンプン放っている。
なんて理想的なのだ!
ぴぐのーずさん、間違いなく嗜好が似ています。

それと、後追いになるのですが、初期Genesis(フィル・コリンズ加入後ですが)は大好きです。
地味なふりしながら、プレイにおける各メンバーの厚かましいくらいの自己顕示欲ももちろん素敵なのですが、何よりもフィル・コリンズの超絶ドラミングとピーター・ゲイブリエルの声!
とろけてしまいそうです。
lifeisreal
2009/04/21 22:00
らりさん、こんばんは。
言われてみれば、スティーブ・ハウに関してはそのような見方もできますね。
あのジャジーなスタイルでのロック寄りの曲でもがんがんこなしてしまうところはまさに職人芸です。
さらに、あの複雑なチョコマカしたバッキングをしながらばっちりコーラスを決めるところ(オープニングの"Siberian Khatru"見てぶっ飛んだ記憶が・・・)は超人です。
とてもじゃないけど、真似できません。

それにしてもRush唯一の来日にしっかり足を運ばれたというのはうらやましい限りです。
確かに彼らのテクノロジー期(シンセ期?)以降に関しては、「好き!」と完全に言い切れないのが正直なところです。
好きな曲といえば、らりさん同様「Exit...」以前に偏ります。
ただ、どの時期においてもニール・パートのドラムだけはやめられません。
それと、近年のライブDVDの発売ラッシュで、生の姿を目にする機会が増えたのは本当に嬉しい限りです。

↓続く
lifeisreal
2009/04/21 22:39
でも、できることなら是非ナマで見てみたいバンドの筆頭です。
一時期、ニールに不幸が続いた頃は、これでもう終わりかとも思いました。
そのことを思うと、今も新作を聴くことができるのは、それだけで十分幸せです。

KANSASですが、バイオリンレス期の「Power」と「In The Spirit Of Things」の2枚に関しては、KANSASであって別モノと捉えていただいた方がよろしいと思います。
バカテクギタリストをフィーチャーした産業ロック(褒め言葉です!)としては本当にクオリティの高い作品です。
でも、これがKANSASなのか?と問われると・・・。
やっぱりバイオリンあってのKANSASですから。
一番のお勧めは、邪道ですがライブの「Two For The Show(偉大なる聴衆へ)」です。
最近リマスターも出ましたので、機会があれば是非!
前にも動画を上げましたが、"Song For America"が大好きで、目の前で見た時には、不覚にも涙しました。

↓続く
lifeisreal
2009/04/21 22:50
Dream TheaterはCDもDVDもいくつか持っているのですが、時間にゆとりができたらじっくりと思っているうちに、何年も眠ったまま過ぎて行ってしまいました。
あ、でも「A Change Of Seasons」のカバーメドレーは感動ものでした。
・・・ちょっとメタル然としたボーカリストが苦手かもしれません。
lifeisreal
2009/04/21 22:53
YESYEARSというバイオグラフィ的映像があるのですが、
その付録にベースのクリス・スクワイアーが記憶に残ることを
言っていましてね。
「俺たちは、人と違うことをしても成功できることを証明した。」
って内容なんですが、キンクリをはじめとする前衛(プログレ)は
まさにそういう感じだったのでしょうねぇ。
まあ、Steveに賛否があるのも頷けます。あのスケールをそのままではないか
というソロがつまらないと思うと思います(笑)

Rushに関してですが、私もニールが好きでRushが好きなようなもんです。
出来はどうあれ、セッションで、大好きなRed BarchettaとTom Sawyerを
やったことがあるくらいです。でも、一番好きなのはXanaduです。

らり
2009/04/21 23:36
「Two For The Show」は持っています。KCのメンバーから布教されました。
セッションで、The Wall(でしたっけ?笑)をやったこともあります。
それと、lifeisrealさんが書かれているドリシアのThe Big Medleyの
ボヘラプまでもやったことがあります。
すべて、出来はさておきですが・・・(^^;)

ドリシアは、プログレ的な曲(アルバム)とヘビメタ的なものとがあり、
私も賛否あるであろうと思います。
もし時間がありましたら、「Images and Words」と「Metropolis part2」という
2枚のアルバムをお薦めします。
らり
2009/04/21 23:37
らりさん、こんばんは。
確かにスティーブ・ハウ、あのフレージングといい、ロック的観点から見るとなんとも中途半端に歪んだペケペケの音色といい、頑固なんやろなぁと思わせるところがいかにもブリティッシュ。
好きとか嫌いとかを超える説得力を持っています。

"Tom Sawyer"というタイトルから受けるイメージと実際の曲にあまりにもギャップがあり面食らいましたが、歌詞を読んでみるとなるほど、と。
インパクトあります。
自分は以前、バンドの練習時の気分転換に"The Sprit Of Radio"と"YYZ"を大雑把にコピーしたことがあります。
その時に、「RUSHの曲って本当に達成感があるなあ・・・。」と、しみじみ実感しました。

↓続く
lifeisreal
2009/04/22 21:55
Dream Theaterに関してですが、もちろん"プログレ"という肩書に魅かれたのもありますが、やっぱりマーク・ポートノイがカギだということに思い当りました。
彼らがお好きならご存じだとは思いますが、マークがやっているカバープロジェクトのDVDは3本持っていて、全てしっかり見ていますから。
ビートルズのカバー"Yellow Matter Custard"、RUSHのカバー"Cygnus and the Sea Monsters"、そしてThe Whoのカバー"Amazing Journey"です。
タワーレコードで見かけて即買いでした。
ひょっとして現在では他のカバー映像も出ているのでしょうか?
もっと他のバンドのやつ(初期のGenesisとか)もやってくれないかなと期待しています。
lifeisreal
2009/04/22 21:56
プロとしてやるなら、賛否が分かれるくらいに特徴的であるべきだと思っています。QUEENも然りですよね? 中学・高校時代にファンだなんて言えない空気がありましたし。で、ブートで男性の歓声を聞いたときはビックリでした。

Rushは達成感がありますねぇ。Rushというか複雑な曲と言ったほうがふさわしいかもしれません。Side Blackをやったときもそうでした。

ドリシアはなんと言ってもマイクですね。
ニール同様、コンセプトの要ですから。
カバーDVDは、Rushのを買い忘れてました。
リマインド、ありがとうございます。
ドリシアのオフィシャルブートレッグは適宜買っているのですが・・・
Rushのは買ってみようと思います。
しかし、大曲とYYZとは・・・(^^)
らり
2009/04/23 00:31
らりさん、こんばんは。
Rushのやつは大作3曲なので、ちょっとお得感は薄いかもしれませんが・・・。
とにかくこの3作とも、メンバーがみんな楽しみながらやっているのがありありと伝わってきて気持ちいいです。

本当にしんどいやろなと思いますが、"Fiary Feller's 〜"とか"〜Black Queen"などは達成感あるでしょうね。

現在はテクノロジーのおかげで、ニールのキットも随分すっきりしていますが、「Exit...」で見られるようにマリンバやグロッケン、チューブラー・ベルズに囲まれてプレイしている姿を見た時は感動でした。
本物のチューブラー・ベルズでXanaduをプレイするなんて・・・。
でも何であのライブ映像にはオープニングの"The Spirit Of Radio"の映像がないのでしょう。
それだけが残念です。
lifeisreal
2009/04/23 23:09
昨夜、あれからAmazonで買ってしまいました(笑)
GWが楽しみです。

演奏の出来より、「この曲をやった!」という達成感のほうが私にとっては大切な気がします。

ニールの要塞は凄かったですね。
あのセットでXanaduをやってみたいものです。
The Spirit Of Radioをカットした理由はわかりませんねぇ。
なんでlimelightで始めるのかも。

話を本題に戻しますと、News of The Worldはアメリカでのセールスはよかったものの、QUEENの中では分岐点で、物足りないQUEENの始まりのように思ってしまいます。それ以降、曲のメロディとかはいいものがありますが、冒頭に書かれている"過剰な装飾"がなくなったことが一番の理由でしょうね?
らり
2009/04/23 23:28
らりさん、こんばんは。
半分ブートレッグのようなものなので音的にはもの足りませんが、その分をRUSH愛が補って余りあるとでも言いましょうか。
とにかく楽しんでいただけると思います。
今月号は色々な雑誌でベースのゲディのインタビューが掲載れています。
「Retrospective III(ベスト盤)」の発売に関連してです。
その中には今後の日本ツアーの可能性もゼロではないことを示唆する発言もあります。
まあ、諸々の事情から現実的には厳しいとは思いますが、できることなら一度目の前で見てみたいものです。

「世界に捧ぐ」の音の変化は様々な原因が重なりあっていると考えられます。
レコーディングにかけられる時間が短かったこと、「華麗なるレース」の徹底的に作り込んだ音が酷評されたこと、そして最も大きな原因は各メンバーのエゴが非常にコントロールしにくくなってきたことではないかと、勝手に妄想しています。
コンポーザーとしてクレジットされたメンバー以外のメンバーの関わり方が非常に希薄に感じられます。
lifeisreal
2009/04/24 21:49
まだ届きませんが、楽しみです。
日本ツアーあるんですか?
ニールの関係で、もう絶対に来ないということになっていますよね?
ベスト盤は買わずに、ライブDVDをベスト盤代わりに買っています(笑)
しかし、84年はXanaduをやらなかったので、セットに入っているときに来日してほしいものです。

その妄想は、当たっていると思います。
逆にあのアルバムを従来の手法で制作したらどうなったのでしょうねぇ?
まあ、オペラ座とレースは三部作ならぬ二部作のようなものですから、
3回も同じような手は使いたくなかったというのも、あるかもしれませんね。

ところで、Sheer Heart Attackの項目で取り上げていただくとありがたいのですが、サビの部分のコーラスというかオクターバーというかピッチシフターというかを使ってますが、79年にライブで見たときには、あまりにピッタリ混ざっていてビックリしました。
話は飛びますが、Impromptu(Rock in Rio Bluse)の声は、地の声だと思いますか?それとも、高音はオクターバーをかましているのでしょうか?
らり
2009/04/25 01:13
らりさん、こんにちは。
ニールの件というのはひょっとして伝説の"お年を召した女性"にまつわる話でしょうか。
もしその件であればいつだったか、インタビューで本人だったかゲディだったかが随分ウケてた記憶があるのですが。
「そんなことあるはずがないよ!」って感じで。
日本に来づらいのは、やっぱりギャラも含めたコストの折り合いがつかないからというのが一番の理由ではないでしょうか。

"Sheer Heart Attack"のサビというのは"し〜〜〜〜ハーアッタッ"の部分でしょうか?
あ、ライブバージョンの話ですね。
スタジオバージョンは、モジュレーション系(コーラスやフェイザーなどの揺れモノ)のエフェクトはかかっていますが、ピッチチェンジ系は使われていないように思います。
ライブバージョンでは確かに"し〜〜〜"の部分のみに長3度上でピッチチェンジャーがかけられています。
「On Fire」の映像が一番分かりやすいですね。
フレディの音程変化やピッチのずれにも忠実に長3度上です。
ロジャーがその部分は全くコーラスしていないのも確認できます。

↓続く
lifeisreal
2009/04/25 18:31
さて、問題の「Rock in Rio」です。
ビデオで所有しているのと、編集がまずいのでここ10年ほど見ていませんでしたが、らりさんが指摘してくださらなければこんなショッキングな場面にいつまでも気づかなかったと思います。
この"Rock in Rio Blues"、間違いなくフレディのファルセットですね。
機械は使っていないと思います。
それにしてもかなりよく出ています。
自分はファルセットでどうがんばってもあの高さまで出ません。
このライブの前には3か月ほど空きがあるので、休養十分でコンディションが良かったのでしょうね。
"It's a Hard Life"の冒頭部分や"Love of My Life"のギターソロ直前の"you"でもファルセットを聴くことができます。
しかし、全て共通点があります。
ファルセットと地声に連続性がないことです。

↓さらに続く
lifeisreal
2009/04/25 19:18
ボーカルを担当したことがあれば誰でも経験することなのですが、ファルセットが使いものになるかならないかは、地声→ファルセット、ファルセット→地声という切り替えがシームレスでできるかどうかにかかっています。
例えば"Bohemian Rhapsody"の"Mama, life had just begun"という部分を思い出してください。
ここの"had just begun"の部分のみがファルセットです。
このようにシームレスで行き来ができて初めて使い物になると言えるわけです。
だからこの「Rio」では、ファルセットは非常によく出ているのですが、残念ながら限りなく"使い物にならない"に近い状態であると言えます。
でも、これだけファルセットを使いまくるライブのフレディは珍しいですよね。
lifeisreal
2009/04/25 19:19
やはりピッチチェンジャーですよね?
ロジャーとのコーラスにしては、あまりに混ざりすぎているとずっと思ってきたのですが、「On Fire」か他の映像かで、ロジャーが歌ってない映像が確認できて、初めて気づきました。

ファルセットについては、まさにシームレスでこそ効果的というか、ボーカリストとしての力量が発揮されると思います。もっとも凄いのがBrightonのmagic in the airの部分だと思います。had just begunもそうですが、ファルセットが乾いた声で、連続性がmagicのほうが遙かになめらかだと思います。
らり
2009/04/25 19:58
で、Rioのころにあんなに綺麗なファルセットが出せたのか、です。
Love of my LifeにせよIt's A Hard Lifeにせよ、そこまで綺麗というか濡れた声ではなく、乾いたファルセットに聞こえます。
The Prophet's SongやGet down Make Loveのライブで、フレディ自らアタッチメントを操作することなく効果的な音を出していることに鑑みると、入念な打ち合わせ・リハによってスタッフが操作していると想像できます。
話をRioにもどすと、映像を見る限り同様にフレディは歌っているだけです。これだけを見れば、地声とファルセットを切り替えて出してるように見えますが、上述のようにどうもあの時代の声とは思えないのです。ファルセットを出していたとしても、もっと乾いた声になっていたのではないしょうか?
地声がアタッチメントによってあのような声になるかどうかは、私は詳しくないのでわかりませんが、いかがでしょうか?
らり
2009/04/25 20:02
思い出しました。
1つのコンサートでIt's A Hard Lifeの歌い出しはフェイクなのに、Rioはファルセットであるのも、この疑問の大きな原因です。
85年の日本公演もそうでした。ファルセットが出せるなら出していただろうに、It's A Hard Lifeの歌い出しはオクターブ下げて歌ってましたし。。。

あと、ニールの件は、そのような情報があったのですか?
だとすると、日本におけるRushの人気具合が呼べない原因ですね?
となると、さらに可能性は低いですね?
らり
2009/04/25 20:12
らりさん、こんばんは。
確かにあのファルセットは悩みますね。
ある意味、きれいに出過ぎています。
でも、もし実際にフレディが出しているのでないとすれば可能性は次の2つですね。
1.らりさんの言われるようなピッチチェンジ系のエフェクト説
これに関しては実際にためしてもらえれば分かることなんですが、声にせよ楽器にせよピッチチェンジャーをかけてエフェクト音をのみを出力して得られる音は、原音とはかなり異なります。
特に声に関しては、いわゆるお笑いなどでも使われる"ボイスチェンジャー"的な音になってしまいます。
だから通常はドライ音(原音)とミックスさせて使うのが鉄則です。
そういうわけで、ピッチチェンジャーはまずあり得ません。
さらに"Rock in Rio Blues"に関してはインプロビゼーション主体なので、第3者が操作するというのは限りなく難しいのではないかと。

↓続く
lifeisreal
2009/04/26 20:23
2."Live at the Rainbow"のように差し替えた
もし差し替えするなら、バックコーラスを含め差し替えポイントがたくさんあるにもかかわらず、ファルセットだけ差し替えたとは考えにくですよね。
というわけでこれもあり得ないかと。

というわけで実際にあのファルセットを出していたというのが私の見解です。

他のパート("It's a Hard Life"など)との声質の違いはエフェクトが原因ではないでしょうか。
あの"〜Blues"の部分のみうっすらとリピートのディレイがかけられ、リバーブも通常よりも深いように聴こえます(気のせい?)。
そんなことから声がウエットに響いているように聴こえるのではないでしょうか。

↓さらに続く
lifeisreal
2009/04/26 20:24
リハの時点でその日の声域&ファルセットチェックは必ずするでしょうから、その時点でファルセットをどの程度まで使うかを決めるのでしょう。
調子が良ければ"It's a Hard Life"のイントロも、となるのでしょうね。
また地声に関しては、コンサート中でも"Somebody To Love"の前のインプロビゼーションでどこまで出るか確認するというような話も聞いたことがあります。
つまり調子により、どこをどうフェイクスするか、どれだけファルセットを使うかなどが変わるということです。

85年の"Final Live in Japan"ではこのインプロビゼーション("Fooling Aroun"というタイトルらしいです)の部分はカットされていますが、同じ85年日本での違う日付の入った"Fooling Around"〜"It's a Hard Life"の音源をYouTubeで見つけました。↓
http://www.youtube.com/watch?v=hpaPuJ5mEzc
ひょっとしたら、らりさんが行かれた時のものでしょうか。
lifeisreal
2009/04/26 20:25
いつも丁寧にお答えいただき、ありがとうございます。

仰るとおり綺麗に出過ぎています。
で、かつ、ファルセットでありながら声に力があります。
なのにIt's a Hard Lifeの歌い出しでのファルセットは、
乾いた弱々しいものです。んーー、疑問です。
何の前知識もなく行った85年のライブで、あれをやられたときは、本当にビックリしました。でも、地声との連続性がないときにならあの声が出せるのなら、Somebody to Loveのブレークのファルセットは出せるはずですが、フレディは一度もライブで披露していません(私の知る限りのブートでは)。
そこも疑問を深める原因です。

機械を使うと、あのような自然な肉声にならないのですか?
そうなると、1.インプロであること 2,マイクにスイッチが見受けられないこと 3.フットスイッチを操作しているのが確認できないこと 全てを総合すると、仰るとおり肉声であると見るのが現在のところの正解だと思います。
しかし、不思議だ!(笑)
らり
2009/04/26 22:33
73年のライブでは、Liarの3回目やFathe to SonのBut the air...をファルセットにしたものがあります。しかし、まだポリープを作る前の74年でさえ、ライブでファルセットを使うのは極限られるようになり、In The Lap...revくらいです。このことから、ライブでのファルセットには自身がなかったことが窺われます。どうしても地声より声量に制約があり、ライブでのドライブ感等に影響が出ることを回避したものと推測できますが、スタジオ盤でわざわざ効果的に使っている部分を避けるのは残念でした。特にBut the air...は次に歌うFathe to Sonという部分との対比で、強弱が効果的だからです。
らり
2009/04/26 22:39
75年のポリープ以降でライブでファルセットを使ったのは、Hyde ParkでのYou Take My Breath Awayくらいのものですよね?あれにもビックリしました。やればできるじゃん?って思いました(笑)それ以降の同曲はフェイクしっ放しであることはご存じのとおりで、最もひどいのが先日話した77.3.13かもしれません。(私の知っている音源では)
それが、85年に突然あのファルセット攻撃ですからねぇ。
まあ、また、その時代を扱うときに触れていただければと思います。

話をNewsに戻すと、このアルバムでのフレディの声はいただけません。
いがらっぽいというか、クリア感のない声のままレコーディングしてしまう姿勢は、今までの彼には考えられません。特にSpread Your Wingsの声はジョンに失礼なくらいです(笑)。いかがでしょうか?
らり
2009/04/26 22:46
らりさん、こんばんは。
本当に謎のファルセットですが、複数の音源が(しかもブート含む)存在するということは、本当だと信じようではないですか。
ピッチチェンジャーはどうしても細い金属的な音になります。
あ、現在は高級機種になるとそのあたりが改善されているのかも知れませんが、自分が使っていたBOSSのハーフラックのエフェクターに入っていたピッチチェンジャー(90年代中頃)ではそうでした。

そう確かに「Hydepark」の"You Take My Breath Away"は驚きでした。

"Spread Your Wings"の声はわざとではないでしょうか。
歌詞の内容に合わせたのかなと、思ったりもするのですが。
そう、ちょうど"Oh, Darling"をわざと声をつぶしてからレコーディングしたポールのように。
lifeisreal
2009/04/27 21:38
返事が遅くなって申し訳ありません。
やはりそうですか!
音楽の趣味が似ていて良かったです!
僕はKANSASでは"Journey From Mariabronn"が大好きです。
デビュー作であの曲を作ってしまう凄さ、感服です。
Kerryはもう引退状態だと聞いて残念ですが、また是非復活してもらいたいです。
Steveの声も枯れてきて深みも増しているようですし。

GENESISは各アルバムがリイシューされて興味はあるのですが、少し高すぎて…。
DVDオーディオはいいから安くしてくれ、と言いたいです^^;

RUSHもベスト盤が出て現在輸入盤が安く、しかも大々的に特集されてました。
近いうちに旧カタログが一新される可能性大ですね。
とても楽しみです。
ぴぐのーず
2009/04/27 23:23
本題のQUEENですが、ブートの話は分からなくて困ってます^_^;
ただQUEENのようにスタジアム級のライヴになってくるとモニターなどの関係で声が届かないのでしょう。
僕はポリープの話は知らなかったのですが、どんどん規模が大きくなっていくライヴではますますファルセットは困難なのでしょう。
ファルセットは本当に調子のいい時以外は封印した、と考えています。

それから"Spread Your Wings"を含め、やはりこのアルバムではフレディの歌い方、声の出し方に若干の変化はあるように感じます。
ポリープを作ってしまったことも原因なのでしょうか、歌い方を変えざるを得なかったのではないでしょうか?
後のライヴでは声を張り上げ、絞り出すように出していますよね。
喉の故障とスタジアム級でのコンサートがフレディの性質を変えてしまったのでは、と思います。

何だか分かりきったような話ばかりですいません^^;
ぴぐのーず
2009/04/27 23:34
lifeisrealさん

ピッチチェンジャー(90年代中頃)でそうなら、あの頃はまさにそうですね?
しかし、あれを毎日のようにやっていたなんて、驚きです。

ぴぐのーずさん

ポリープは75年の来日前のアメリカツアーで作ってしまったと言われています(本に書いてありました)。Sheer Heart Attackが売れて、ツアーをしているときに、マネージャーが無理をさせ、ジャニーズばりに1日2公演もあったらしく、そのせいもあってポリープができたと記憶しています。
なので、1〜3枚目と4枚目以降の声は、私には異なって聞こえる部分があります。昔なら、こんな声じゃなかっただろう、という声でレコーディングされています。これは、個々人の感覚によりますので、そう思わない人も周りにいましたので、単なる好み、ですが・・・
らり
2009/04/28 00:23
ぴぐのーずさん、こんばんは。
KANSAS、全くその通りです。
写真見ると本当に小汚いオヤジの集まりって感じですが、あんな複雑でワイルドでセンチメンタルな楽曲の目白押し。
驚きです。
KerryはもうKANSASには興味がないみたいですね。
彼のWEBを見ると、まだ音楽活動は続けているみたいですが、音楽の方向性も全く違うようですし。
KANSASの頭脳であり、プレイの要でもあったので本当に残念です。
彼が在籍していた頃の映像を見ると、もちろんまだ若かったということもあるんですが、実にパワーにあふれています。

QUEENのブート映像や音源に関しては、そのかなりの部分をYouTubeで見ることができます。
例えば、"Queen Houston"のようにQueen + 地名で検索すればいろいろ出てきますよ。

もしこの先、Genesisに触手を延ばされることがあるなら、個人的にはまず「Fox Trot」をお勧めします。
自分は1曲目の"Watcher of the Skies"でノックアウトされました。
lifeisreal
2009/04/28 21:13
らりさん、こんばんは。
フレディの声は確実に変わっていますよね。
確かに太くなり、技巧的にも向上してゆくのですが、初期の透明感にはかないません。
ツアーによる疲弊はもちろんのこと、タバコ、アルコール、ドラッグ、荒れた生活と、声がつぶれた原因はたくさんあります。
そうそう、自分は"Siver Salmon"の中にその透明感が感じられるので初期だと判断しましたが、らりさんは逆でしたね。
そのあたりも感じ方に個人差があるのかも知れません。
雑誌等では、フレディは年とともに声域が広がっていったというようなことがよく書かれていますし、確かに「Innuendo」などでは若い頃以上の高さまで出ている(まだ確認はしていません)ように聴こえます。
しかし、これを言ってしまうと身も蓋もないのですが、それはテクノロジーが可能にしたことではないかと、自分は考えています。
(これも何一つ証拠はありません)
また、今後、そのあたりのこともいろいろ材料を探ってみたいと思っています。
lifeisreal
2009/04/28 21:33
"Siver Salmon"の声の透明感は、そのとおりですね。
あの甲高いパーカッションと、歌い出しの声の裏返りで、
77年位の可能性があると思ってしまいました。
中期以降でも、78.4.13のコペンハーゲンや79.12.26のカンボジア難民救済コンサートなど、ライブにて「嘘だろ」と思うくらい声の調子がいいときがありますので、ツアー中でないスタジオでならもしや、と思いました。
80年代になり、本格的なボイトレをしたというのを読んだ(聞いた)ことがあります。でも、個人的な感覚では、声域が広がった感じはしません。(笑)
「Innuendo」は仰るとおり、テクノロジーのおかげだと思っています。そのせいか声質も異なる気がします。
いやあ、今後の分析がますます楽しみです。
らり
2009/04/28 22:56
らりさん、こんばんは。
本当に初期のフレディの声の透明感は、何か背筋がゾクゾクするような艶っぽさを感じます。
自業自得(もちろん全部が全部そうではありませんが)とは言え、本当に残念なことです。
しかし、そのことで一番苦しんだのは本人なのでしょうね。
このアルバム以降、彼は、等身大のシンガーというよりも、実際よりも何倍も何十倍も大きな虚像を操るパフォーマーのようになってしまったと感じます。
その現実とのギャップから逃げるために様々な手段が必要だったのでしょうね。

ま、そんな部分も含めて彼のことは大好きなんですが。
lifeisreal
2009/04/29 20:58
まず、こちらに・・・

まさに、仰るとおりです。同感です。
フレディは、ライブでスタジオバージョンと変えて歌いたくて
歌っているわけではなく、仕方なく、だと思います。
その証拠に、調子がいいときは比較的スタジオバージョンに近い
フレーズで歌ってますから。
で、その歌のまずさを相対的に目立たなくするために、
奇抜な衣装やパフォーマンスに移行せざるを得なかったとも思います。

でも、それも含めて大好きです。
だからこそ、ブートを集めちゃってるんですが。。。
らり
2009/04/29 23:36

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