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<<   作成日時 : 2008/06/15 21:14   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 3 / コメント 2

これもわざわざ日本語にする必要もないが、「君が一番の親友」とでもなるのだろうか。
ジョン作。
この年(75年)の1月に結婚したヴェロニカ嬢(学校の先生らしい)に捧げられたものだそうな。
ピアノの練習中にできたという逸話も有名。
シングルのA面としてリリースされ、イギリスでのトップ10にチャートインした。
コンスタントに書いてきたロジャーでさえ、A面はまだ未経験なのに・・・。
そういったエゴのぶつかり合いが、彼らをバラバラにしてしまうのだが・・・、それはまだ後の話。

えっ!
なんやこのブワンブワンした音・・・・?
エレピや!?
・・・・と、Queenファンの多くは度肝を抜かれたに違いない。
フレディが弾くのを嫌がったので、ジョン自身がエレピをプレイしているというのもいかにも彼ららしいエピソード。
ジョンは確実に"Queen"における"一石"となっているのだ。

ポップなメロディにメロメロにスウィートな言葉。
まあ、ジョンったら、シャイそうな顔して言うことはちゃんと言うじゃん。
Oooh you make me live
(ああ、君のおかげで生きてゆける)
Whatever this world can give to me
(この世界でどんなものが手に入ろうとも)
It's you you're all I see
(ボクの目に映るのは君だけ)
Oooh you make me live now honey
(ああ、ハニー、君のおかげで生きていられるんだ)
Oooh you make me live
(そう、君のおかげさ)

これぞブリット・ポップの王道!
にもかかわらず、ここまでのQueenからは想像できなかったスタイル。
要所要所でエレピのフレーズをなぞるように聴こえる鉄琴系(0'04''〜、グロッケンorビブラフォン)のパーカッションがポップ感をさらに加速させる。(ロジャーがプレイ?)
いきなり切り込んでくるドラムのフィルインは、低音→高音→スネアというイレギュラーなフレージング。(0'07'')
また、"Oooh you make me live〜"というテーマフレーズになると聴こえてくるハンドクラップもお茶目。

しかし、それ以上に耳をとらえて離さないのが、ジョンのベースプレイ。
確かに基本となるベースラインはエレピでプレイされているものの、ここまで弾きまくるか?
まるでリードベース。
リズムを打ち出すことを放棄し、ひたすらオブリガート。
普通なら確実に他のメンバーか、プロデューサーから却下されることであろう。
まずは冒頭のフレーズを少々。(0'08''〜)
画像

小節の終りの音の詰め込みかたが普通じゃないことがわかるであろう。
しかも、3連符の頭を抜いたり、半音進行を多用したりと"黒い"ムードのフレーズとなっている。
初採用作の"Misfire"に続いて、全くQueenでは考えられなかったパターンのベースラインである。

ギターソロ前には、さらにエキサイティングに!(1'41''〜)
画像

高音を中心にメロディアスでソウルフルなフレージング。
時にはボーカルと絡みながら、また、時にはボーカル以上に派手にベースが活躍するのである。
もちろん、上記の2つの部分のみではなく、全編に渡ってこんな調子なのである。

ジョンの作品を聴くと、彼がいかに柔軟でチャレンジ精神旺盛なのかをうかがい知ることができる。
そう、奥から湧きあがってくるものを表現するアーティストというよりも、冷静に設計図を描き、それに向けて計画的に作品を仕上げてゆく建築家のようである。

やがてこのジョンのスタンスが、バラバラになりかけたこのバンドを救うことになるのだが、それももっと先の話。
一番最後に加入した、寡黙なベースプレイヤー。
彼がいなければ、バンドは「News of the World」を作ることができなかったかもしれない。
・・・何の根拠もないが。

76年の例のHydeparkの少し前あたりからメドレーの一部としてセットリストに組み込まれ、80年9月のMadison Square Gardenの頃(The Game Tour前半)までプレイされていたようだ。
Jazz Tourを収録した「Live Killers」でもおなじみ。
フレディが弾くピアノが少々素っ気ないが、その分、ブライアンのキュートなギターがいい味を出している。

次はA面5曲目。
やっとブライアンの登場。
SFカントリー"'39"。

77年 Houston
野望を抱いたアメリカツアー。
コーラスも丁寧だぞ!



79年 Hammaersmith カンボジア難民救済コンサート
ドナルド・フェイゲンか?いや、それとも成田三樹夫か?
細いネクタイにベリーショートのジョンがめっちゃCool!
あれ?よく見ればブライアン以外全員ネクタイ?
裸にネクタイって・・・そんなマンガのキャラクターが・・・。
さすがおひざ元、すでに王者の風格。




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タイトル (本文) ブログ名/日時
You and I
文字通り「君と僕」。 この頃のQueenには全く初めての、ピアノ主体の軽快な8ビート。 ギターオーケストレーションとハーモニーもそれなりに。 当時、多くから評されたように、まさにエルトン・ジョン風。 現在の視点から例えるならば、ビリー・ジョエルかベン・フォールズ。 そう、ぜひベン・フォールズにプレイしてもらいたい一曲。 コテコテで奔放に展開してゆく"The Millionaire Waltz"とは対照的。 Queenのパーツを纏いながらも、確実に今までのQueenにはなかった... ...続きを見る
My Fairy Kingdom
2009/01/24 14:29
Good Old-Fashioned Lover Boy (懐かしのラバーボーイ)
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My Fairy Kingdom
2009/03/16 19:28
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2010/05/19 00:00

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
久しぶりの更新ですね、こんばんは!

私、この曲は大好きです、学生時代に深夜放送でベスト10やってたのですが、洋楽仲間からのプレゼント曲で私の名前ラジオから流れました、いい思い出ですね。

お体大切にまた更新待ってます。
流れ星
2008/06/16 19:36
流れ星さん、ありがとうございます。
それじゃあ、流れ星さんにとっては本当に懐かしい思い出の曲なんですね。
確かに、アクの強い初期Queenの作品群の中で、ひときわ清々しさを放っています。
プレゼントにうってつけです。

なかなか更新できずに申し訳ないです。
休みがほしい〜。
lifeisreal
2008/06/16 23:21

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